【園芸テクニック】花苗を買ってから、植え替えまでの管理ポイントと早めの植え替えがおススメの理由

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花を育てるのってとっても、ワクワクしますよね♪特に好きな花をお店で選んで、お庭のあの場所に植えよう♪あの鉢にこう植えて、玄関に置こう♪なんて考えながら花苗を選んでいると、いつの間にか沢山選んじゃいます♪
そんなワクワクしながら購入した花苗を植えて楽しむまでに注意ポイントがいくつかあります。ポット苗を買ってきてからの管理の仕方で、植え替え後の生育が大きく変わってしまうことがありますので、花を長く楽しむためにポイントをおさえておきましょう。

商品(品種)についているラベルはしっかり目を通してくださいね。ラベルが付いてなくてもネットで品種を調べてみましょう!

育てる前に商品や品種の情報を知っていた方がより上手に育てることができます。植え付けのタイミングや開花のタイミング、楽しめる期間、どんな肥料を与えたらよいか、水やりの仕方などが書いてあることが多いです。ラベルには最低限のことしか書いてないことが多いですが、最低限のことを守ればそれなりに育ちます。品種によっても特徴が違ったりすることもありますので、一度目を通してみてやってくださいね♪また、ネットにはもっと詳しく情報がのっていますので、ネットで調べるのもおススメですよ。

市販の花苗についているラベル例
市販ラベル例

購入してきた花苗(ポット苗)の状態はどんな感じですか?チェックポイント

①土の様子はどんな感じですか?乾いてますか?湿ってますか?
土が乾いている場合は、ポットの底の穴から水が染み出るまでたっぷりと水をあげてください。また、極端に土がカラカラに乾いている場合は、上から水をやるだけでは、土に水が染み込みにくく、底の穴からほとんど流れていってしまいます。その場合は、鉢皿などを使いポットの底から水を吸わせてやってくささい。湿っている場合は、逆にやり過ぎに注意してくださいね。

②花と葉の様子はどうですか?花が古くなってませんか?葉がしおれてませんか?黄色くなってませんか?
買ってきた花苗に枯れた花や黄色い葉が付いている場合は、とってやってください。また、買ってきた花苗の土が乾いていいて葉がしおれている場合は、水をしっかり与え明るめの日陰で強風があたらない場所で養生させてやってください。水切れでしおれている場合は、葉のしおれが戻ってきます。花苗の土が湿っていて葉がしおれている場合は、水を与えず明るめの日陰で強風があたらない場所で養生させてやってください。小さなビニールポットの苗は、気温の影響をうけやすく、弱っている状態で、直射日光や強風にあたる場所に放置してしまうと、よけい葉や根が傷んで水切れを起こしよけいにしおれてしまいます。また、コンクリートの上などは天気の良い日はコンクリートが温まり熱くなってしまう場合がありますので、地面へ直接置かない方が良いですよ。取り扱いに注意し、健康で問題ない状態であれば、なるべく早く植えましょう。

土の様子、葉の様子での管理パターンの表
土の様子、葉の様子での管理パターンの表

③根の状態はどんな感じですか?

ポット苗(花壇苗)の根の様子
ポット苗(花苗)の根の様子

買ってきたポット苗の根を見てみましょう。ポットを持ち、土部分がカチカチに固ければポット内で根がギュウギュウになっています。その場合は、水切れに注意し、早めに植え付けてやってください。土部分が柔らかい場合は、急がなくても良いですが、植えてしまった方が管理が簡単ですので、こちらも早めに植えつけてやってください。
→根の状態の良し悪しの判断の仕方(根で選ぶ花苗購入ポイント)はこちらからご確認ください。

早めに植え替えをおススメする理由

花壇や寄せ植えでつかう花苗は、店頭で直径9㎝、10.5㎝のビニールポット、また、硬質のポットなどで販売されていることが多いです。これには、生産者さんが苗を育てやすかったり、輸送や持ち運びに便利といった利点があるのですが、植物がもっと大きくなるためには適しません。土から養分や水を吸って育つのに、土が少なすぎて水が貯えれなかったり、養分が足らなくなるような窮屈な状況であったり、土が少なくてこれ以上根を伸ばせない状況の中で順調に育っていくでしょうか?育てれないこともないですが、すぐに水切れを起こしたり、養分切れを起こし、その後、根も傷み弱ってしまいます。また、上記にも記載しましたが、小さなビニールポットは気温などの周りの環境要因に影響を受けやすいです。そいうったことから、健康な苗は放置せず、なるべく早く植え替えをおススメします。また、せっかく植え替えても鉢が小さいとすぐに根詰まりを起こしてしまいますので、少し余裕を持った大きさの鉢や花壇に植え替えてあげてください。その場合、どんな育ち方をする植物なのか(上に生長する植物、横に生長する植物などの情報)を知っておくことで植え方も変わってきますよ。

生産者・花農家から出荷される際のパンジーの様子
パンジーの出荷時の様子

まとめ

花苗(ポット苗)を買ってきたら、ラベルをしっかり読み、弱ってない限り、根を弱らせないうちに早めに鉢や花壇へ植え替えましょう!!花を楽しめる期間も伸びますしね♪

せっかく鮮度の良い花苗を選んで買ってきても、植え替えまでに根が傷んでしまったらもったいないですよね。

是非、試してみてやってくださいね♪

フリル咲きパンジー(イエロー)