
育てている宿根草や多年草が、日照不足などの影響でひょろひょろと伸び、株元の葉が枯れ上がってしまうことはありませんか?
「スッキリ切り戻したいけれど、今切って枯れてしまったらどうしよう…」と迷う方も多いと思います。
特に夏は植物にとって厳しい季節です。間違った切り戻しをすると、株が弱ってしまうこともあります。
今回は、徒長した株を無理なくコンパクトな姿へ戻す方法を、植物への負担をできるだけ少なくするコツとあわせてご紹介します。
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徒長した株を夏に強く切り戻してはいけない理由

例として、パイナップルセージを見てみましょう。
徒長すると葉が茂りすぎて株の内側まで光が届かなくなり、下葉が黄色くなって落ちてしまいます。その結果、株元は葉がなくなり、茎だけの状態になってしまうことがあります。
この状態で真夏に葉をすべて切り落としてしまうと、植物は光合成ができなくなり、大きなダメージを受けます。葉がなくなると十分にエネルギーを作れず、暑さによるストレスも重なるため、株が弱ったり枯れたりする原因になります。
秋のように気温が落ち着いている時期なら思い切った切り戻しができる場合もありますが、夏は葉を残しながら管理することが大切です。

方法① 葉を残して少しずつ切り戻す
おすすめなのが、葉を少し残しながら切り戻す方法です。
ポイント
- 茎の下のほうに葉が残る位置で切る
- 混み合った枝を数本間引いて風通しを良くする
- 株の中心まで光が届くようにする
葉を残しておけば光合成が続けられるため、植物への負担を大きく減らせます。
しばらくすると株元や茎の途中から新芽が伸びてきます。新芽が十分育ってきたら、そのタイミングでさらにコンパクトになるよう切り戻していくと、自然できれいな株姿に戻しやすくなります。

方法② 茎を曲げて新芽を出させる
宿根草など丈夫な植物なら、切らずに茎を曲げる方法も効果的です。
ロープや手を使って軽く左右に茎を横向きに押さえることで、株元まで光が入りやすくなります。
この方法は植物の「頂芽優勢(先端が最もよく伸びる性質)」を利用しています。茎を横にすると先端の優勢が弱まり、途中の節から新芽が出やすくなります。
新芽が十分育ってから不要な枝を切れば、植物へのダメージを抑えながらコンパクトな株に仕立てることができます。葉を切らないため、方法①よりも負担が少ないのもメリットです。


方法③ 鉢植えなら植え替えもおすすめ
鉢植えで育てている植物なら、一回り大きな鉢へ植え替えるという方法もあります。茎が長く伸びてしまった場合は、その部分を土に埋めるように深植えすると、見た目もコンパクトになります。

植物は茎からも発根しやすい性質があるため、適切に管理すれば深植えによって株が弱ることはほとんどありません。ただし、葉まで土に埋めてしまうと腐りやすくなるため、土に入る部分の葉はあらかじめ取り除いておくのがポイントです。
思い切ってリセットしたいなら挿し木も
株全体を若返らせたい場合は、挿し木で新しい株を育てる方法もあります。
植物によって適した方法は異なりますが、
- 葉を残して少しずつ切り戻す
- 茎を曲げて新芽を出させる
- 植え替えでコンパクトに見せる
- 挿し木で更新する
など、方法はさまざまです。
植物の状態や季節に合わせて、自分に合った方法を試してみてください。
まとめ
- 真夏は葉をすべて切り落とさず、植物への負担を減らしながら管理することが大切です。
- 葉を残して切り戻したり、茎を曲げたりすると、新芽が出やすくなりコンパクトな株へ育て直せます。
- 鉢植えでは植え替えや深植え、思い切ってリセットしたい場合は挿し木もおすすめです。
動画でも詳しく解説しています
ぜひこちらもあわせてご覧ください。
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