
準備ができたら、いよいよ種まきへ
栽培ブログ「2月から始める、花の種まき準備」では、種まき前の準備として
- 種の袋の見方
- 種の保管方法
- 土や容器、環境づくり
についてご紹介しました。ここまで準備が整っていれば、いよいよ種まき本番です。
「種まきは難しそう」と感じる方も多いですが、実は基本の流れさえ押さえれば、とてもシンプル。今回は、花農家ゆうきの動画内容をもとに、失敗しにくい種まきの手順を、順を追ってご紹介します。

種まきの基本手順(5ステップ)
① 土をしっかり湿らせる
種まき用の土が乾いている時に、乾いた土にそのまま種をまくよりも、最初に土を湿らせてからポットに土を入れて種をまいてあげた方が、水をやるときになじみやすくなります。
- ジョウロ
- 霧吹き
などを使い、土全体が均一に湿るように水を与えます。
このとき、
- 水が流れ出るほど与えてOK
- 表面だけ濡れて中が乾いている状態はNG


種は、水分を吸うことで発芽のスイッチが入ります。
② 容器に土を入れる
しっかり水で湿らせた土を清潔な種まき用のポリポットなどの容器に入れます。


ポイントは、
- 土をぎゅうぎゅうに押し固めない
- 軽くトントンとならして、表面を平らにする
指で押しすぎてしまうと、発芽に必要な空気が土の中に入りにくくなります。
ふんわり、でも表面は平らにが理想です。
③ 種をまく(ばらまき・点まきなど)
いよいよ種をまきます。

種の大きさに合わせたまき方
- 小さな種:ばらまき or 数粒ずつ
- 大きな種:1か所に1粒ずつ(点まき)
密集しすぎると、
- 発芽後に蒸れやすい
- 間引きが大変
といった原因になります。
④ 覆土の有無を確認する
ここで大切なのが、覆土(ふくど)です。
栽培ブログ「2月から始める、花の種まき準備」でも触れましたが、
- 好光性種子:覆土なし、またはごく薄く覆土 ※少しでも隙間から光が漏れてくれば光が当たったと感知して芽が出てきますので、少しぐらいなら土をかぶせても問題ない
- 嫌光性種子:覆土をする場合は、種の大きさと同じぐらいがおすすめ ※購入した種の袋をよく読んで適当な厚さで覆土してください。
覆土をする場合は、
・ 種まき用土
・ バーミキュライト
など、粒の細かいものがおすすめです。

※種が大きい場合は、種まき用培度とバーミキュライトを半々で混ぜて使うのがおすすめです。
「念のため」と土をかけすぎてしまうと、芽が地表に出られず、発芽不良の原因になります。
⑤ やさしく水を与える

種をまいたあとは、直接水を当てないよう注意しましょう。
- 霧吹き
- 底面給水
※ジョウロを使う場合は、シャワーのようなハス口をつけて水やりを行いましょう。
(ハス口をつけないジョウロなどで)上から勢いよく水をかけると、
- 種が流れる
- 種が下の方へ深く埋もれてしまう
といった失敗につながります。

種をまいたあとの置き場所
発芽までは「温度」と「乾燥」に注意
2月の種まきでは、室内管理が基本になります。
発芽までのポイントは、
- 発芽適温を意識する
- 乾燥させない
直射日光は不要ですが、明るさのある場所に置いておくと安心です。
また、
- 苗カバー
- 発泡スチロール
などを使って保温すると、発芽が揃いやすくなります。

発芽までは「触りすぎない」ことも大切
種をまいたあとは、つい気になってしまいますが、毎日土を触ったり、掘り返したりするのはNG。
- 土の表面が乾いてきたら水を足す
- 湿りすぎていないかを確認する
このくらいの距離感が、種にとってはちょうどよい管理です。
発芽が揃わなくても大丈夫
同じ日にまいた種でも、
- 早く出るもの
- ゆっくり出るもの
があります。
特に古い種や発芽率の低い品種では、発芽にばらつきが出るのは自然なこと。
「失敗した」と決めつけず、少し様子を見る余裕を持つことも大切です。
種まきというと、まき方や土に目が向きがちですが、種の状態や保管環境も、発芽を左右する大切なポイントです。
- 種袋の表示をよく確認する
- 清潔な土・容器・道具を用意する
- 発芽を意識した環境を整える
この3つを意識するだけで、種まきの成功率はぐっと高まります。
まとめ|基本の手順を押さえて、安心して種まきを
種まきは難しそうに感じがちですが、基本の流れをひとつずつ守ることで、失敗のリスクはぐっと減らせます。
- 種をまく前に、土をしっかり湿らせて環境を整える
- 種の大きさや性質に合わせて、まき方と覆土を調整する
- 発芽までは温度と乾燥に注意し、触りすぎない
このポイントを意識するだけで、発芽の揃いやすさや、その後の育ち方が大きく変わってきます。準備と手順を大切にしながら、種まきの時間を楽しんでみてください。
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