
3月に入ると、少しずつ雪が減り、日中は春らしい暖かさを感じる日も増えてきます。
「そろそろガーデニングを始めようかな」と思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、暖かくなり始める3月だからこそ注意しておきたい園芸ポイントがいくつかあります。
特にガーデニング初心者の方は、ここを押さえておくだけで春の失敗をぐっと減らすことができます。
今回は、春の園芸シーズンを気持ちよくスタートするために、3月に注意したい園芸ポイントを5つご紹介します。

① 天気予報で霜情報に注意!
3月になると植物が動き出し、新芽を伸ばし始めます。
ただし、日中が暖かくても夜は霜が降りることがあるのがこの時期の特徴です。
軒下で管理していた鉢を「もう大丈夫かな?」と外に出しっぱなしにしてしまうと、やわらかい新芽が霜にあたり、霜焼けを起こしたり、枯れ込んでしまったりすることがあります。
新芽が傷むと、
- 本来の花の時期が遅れる
- 花芽がつかなくなる
といった影響が出ることもあります。
前日の天気予報で霜が降るか降らないかチェックし、霜の心配がある日は、引き続き軒下や室内で管理するようにしましょう。
※鳥取をはじめ、寒さの残る地域では3月でも霜が降りることがあります。4月に入っても遅霜がある場合があるので、油断せずに管理してくださいね。

② 天気予報で風速もチェック!
3月から4月上旬にかけては、「春一番」に代表されるような強い風が吹きやすい時期です。
日中が暖かくても、風速10m前後の突風が吹くことも珍しくありません。
- 冬越しした鉢植えが倒れる
- 苗が傷む
- 鉢が割れてしまう
といったトラブルを防ぐためにも、気温だけでなく風速にも注目して天気予報を確認するようにしましょう。

③ 新芽が動き出す頃は病害虫にも注意!
3月になり植物が成長を始めると、それに合わせて害虫や病気も動き出します。
この時期にしっかり対策しておくことで、4〜5月の被害を大きく減らすことができます。
害虫対策のポイント
- スプレータイプ:発生後の対処向き(即効性あり)
- 粒剤タイプ:予防向き(効果が長続き)
特に粒剤タイプは、3月上旬〜中旬ごろにまいておくと、害虫被害のリスクを下げることができおすすめです。
病気対策のポイント
病気にはスプレータイプの薬剤を使用し、葉の表だけでなく、裏側や内側までしっかり散布するようにしましょう。

④ 肥料のやりすぎに注意
「早く元気に育ってほしい」という思いから、つい肥料を多く与えてしまうことがあります。しかし、肥料が多すぎると肥料焼けを起こし、根が傷んでしまう原因になります。
肥料は「多ければ多いほど良い」ものではありません。
必ず規定量を守り、様子を見ながら与えるようにしましょう。
⑤ 夏が本番の花苗は3月中旬以降に購入を!
3月になると、ホームセンターや園芸店には多くの花苗が並び始めます。
中には、ペチュニアやサルビアなど、夏が本番の花苗も早くから出回ります。
暖かい地域(九州・四国など)では問題ない場合もありますが、山陰・北陸・東北などの寒さが残る地域では注意が必要です。
4月に植えた苗のほうが3月上旬〜中旬に植え付けた苗よりも、生育が良いというケースも少なくありません。春から夏に楽しむ花苗は、早くても3月下旬以降の購入をおすすめします。

YouTubeチャンネル「花農家ゆうきの園芸ガーデニングチャンネル」でも詳しく解説しています。動画で見たい方は、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ|3月は「暖かさ」と「油断」に注意
3月はガーデニングを始めるのにぴったりな季節ですが、同時にトラブルも起こりやすい時期です。
- 日中が暖かくても霜対策は必須
- 風速チェックで鉢倒れを防ぐ
- 病害虫は早めの予防が効果的
- 肥料は控えめを意識
- 夏の花苗は焦らず購入
少し意識するだけで、春のガーデニングはぐっと楽しくなります。
ぜひ参考にして、気持ちの良い園芸シーズンを迎えてくださいね。
