7月・8月、夏の時期は多肉植物にとっては一番大変な暑い時期ですね。
温度と湿度が高くなると、蒸れ・病気・虫など大変です。心配なことが盛りだくさんです(汗
そんな時に、下記のような症状になっていませんか?
・葉が焼け焦げているみたいに黄色くなっている
・葉先が枯れてしまった
・葉に黒い斑点が出てきた
こんな症状の場合は葉焼け・高温障害の可能性が高いです。
これを放置してしまうと株が弱って枯れてしまいます。
対策法は日除けネットや、こまめな水やりで改善する可能性が出てきます。
では、葉焼け・高温障害について詳しく説明していきます。
葉焼け・高温障害の症状について
こんな症状の場合は葉焼け・高温障害の可能性が高いです。
葉が黄色く焦げているような症状
葉先が枯れている
葉が部分的に黒くなっている
上記のような症状の場合、すぐに対策が必要です。
症状に気づいているのに放置すると、株がどんどん弱ってしまい、最悪枯れてしまうので気づいた時に対処するのが一番です。
葉焼け・高温障害の原因
葉焼け・高温障害の原因は、下記のバランスが取れていないことが原因です。
・日照時間が長い
・水やりの頻度が少ない
日照時間が長く、水やりをこまめに出来ない場合、葉焼けがおこる可能性が高くなります。
夏は休眠するから水やりも少ない方がよい、と思うかもしれません。
ですが、鉢で育てている場合、1週間に1回はたっぷり水やりを行うのがオススメです。
しかし、水やりも定期的に行っているのに、葉焼けになってしまっている場合もあると思います。
そんな場合の対処法を紹介します。
葉焼け・高温障害の症状の対策方法は「日除けを行う」
対処方法は1つ、「日除けを行う」という方法が一番ベストです。
日陰だと日光が足らずにだらけてしまう場合もあるので日陰に移動する場合は注意してください。
日除けは、ホームセンターなどで販売している日除けネットや、よしずなどで日除けします。
日除けしても、症状が改善されない場合はさらに遮光するのがおすすめです。
ちなみに、ガーデンパーティでは寒冷紗を使っていても葉焼けがおこったので、もう一枚布を入れて遮光しました。
手前が寒冷紗で約50%の遮光率、奥側のもう一枚布を入れたことで約90%の遮光率になっています。
パキフィツムはもう一枚布で遮光した部分で様子をみてみました。
新しく出た芽(成長点部分)は青々した色が出てきて元気になりました。
黒い斑点は残ったままですが、成長するにつれて葉が取れていくので気にならなくなります。
病気との見分け方
多肉植物が黒い斑点や葉先が枯れているのを見ると病気が原因も考えますよね。
ただ、気温が30℃以上の場合は、病原菌も活動がしずらくなるため、葉焼けの可能性が高いです。
葉焼けと病気の違いは、株を触って弱っていないかどうかで見分けましょう。
日除けもし様子を見て、株を触って、株がぐらぐらしたり、葉がふにゃふにゃしている場合は、病気も考えられます。
花農家ゆうきの園芸チャンネルにて、葉焼けの症状と対策についての動画を公開しています。
ぜひこちらもチェックしていただけると嬉しいです^^
まとめ
・葉が枯れたり、黒くなったりした場合は葉焼けの可能性を考える
・葉焼け対策には日除け・こまめな水やりがベスト
・気温が30℃以上の場合は葉焼けの可能性が高い
・日除けしても株が弱っている場合は病気の可能性も考える
いかがでしたでしょうか?
せっかく可愛がっている多肉植物の様子がいつもと違うと不安になります。
ですが、症状を見て対処すれば、元気になる場合もあります。
夏の時期に気を付けて対処して、大切な多肉植物が来年も元気に育ちますように♪