フクシアの育て方・基本情報・まとめ

フクシアの育て方

フクシアとは

フクシアの育て方

フクシアはアカバナ科フクシア属に属する多年草または低木で、中南米や西インド諸島、ニュージーランドなどの地域を原産地としています。優雅に垂れ下がる花姿が特徴的で、小さなランプのような可愛らしい形は「貴婦人のイヤリング」とも呼ばれ、風に優雅に揺れる姿は上品な印象を見る人に与えるでしょう。花色は赤やピンク、紫、白などの組み合わせが多く、鮮やかなコントラストが楽しめます。花の形は一重咲きや八重咲きがあり、花の大きさは1cm以下の小輪から8cm以上となる大輪までバリエーションに富んでいます。草丈は品種によって異なりますが、一般的に30〜100cm程度まで成長します。コンパクトなサイズの品種は、鉢植えや狭い場所でも育てることができます。

開花時期は品種によって異なりますが、主に春から初夏と秋です。涼しい気候を好むため、夏の強い日差しを避けることで長く花を楽しむことができます。庭植えや鉢植えのほか、ハンギングバスケットに仕立てると、美しい花が下向きに垂れ下がる上品な花姿を楽しむことができます。切り花としても活用できますが、観賞価値を重視するなら鉢植えがおすすめです。場所移動ができた方がよいので、基本的には鉢植えで育てた方が良いでしょう。

フクシアを上手に育てるためには、半日陰で風通しの良い環境を選び、直射日光を避けることが大切です。水切れを嫌う一方で、過湿にも弱いため、土が乾いたらたっぷりと水やりをし、排水の良い土を使用すると良いでしょう。肥料は春と秋にかけて定期的に与えることで、花付きがよくなります。冬の寒さに弱いため、寒冷地では室内に取り込むか、防寒対策を施すことが重要です。適切な管理をすれば長く美しい花を楽しめる魅力的な植物です。

近年では耐暑性に優れた品種も流通していますので、可愛らしいフクシアを玄関周りに飾って楽しんでみませんか?

園芸店やホームセンターで苗を購入する際には、どのぐらいまで成長するかサイズを確認して、株が元気な物を選びましょう。下の葉が枯れこんでいたり、株がぐらついたりするものは避けましょう。

ガーデンパーティではフクシアを取り扱っていますので、興味を持たれた方はこちらからご購入いただけます。

フクシアの基本情報

名前フクシア
学名Fuchsia L.
科・属名アカバナ科 / フクシア属
英名Fuchsia
和名ツリウキソウ(釣浮草)
分類多年草(日本では一年草扱い)、低木
開花時期4月~7月中旬/10月~11月
お勧め植え付け時期4月~6月中旬
販売時期4月~5月
原産地中南米と西インド諸島
耐暑性弱い
耐寒性弱い

フクシアの栽培カレンダー

フクシアの栽培カレンダー

フクシアの基本的な育て方

植え付け

春と秋に、水はけのよい土に緩効性化成肥料を元肥として入れて植え付けます。市販の草花用培養土を使って、日向土小粒などを2割程度混ぜるのがおすすめです。季節によって移動ができるよう地植えより鉢植えやハンギングなどで育てるのがおすすめです。ハンギング仕立てにして高い場所に吊るせば、暑い時期に地面からの熱を防ぐことができるでしょう。

植え替え 

鉢の中で根がよく張って窮屈そうな株や土が古くなって水はけが悪くなった株は、4月から6月中旬か9月中旬頃に、根鉢のまわりの土を軽く落として植え替えましょう。同じ大きさの鉢でもよいですが、大きくしたいのであれば一回り大きな鉢に植え替えてもよいでしょう。

日当たり・置き場所

フクシアは季節ごとに適した環境を選ぶことが大切です。春は日当たりと風通しの良い場所で育て、夏は直射日光を避けて涼しい半日陰に移します。秋になったら再び日当たりの良い場所へ移しましょう。フクシアは長日植物のため、暗い時間が長くなると開花が鈍りますが、夜間に明かりを当てると開花を促せます。霜が降りる前には室内の暖かく日当たりの良い場所に移し、冬越しの準備をしましょう。

水やり

鉢植えは土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりしましょう。ただし過湿を嫌うため水のやりすぎには注意が必要です。特に夏と冬は生育が緩やかになるため水やりの頻度を控えめにしつつ乾かしすぎないよう気をつけます。夏場は気温の高い日中を避け、涼しい午前中に水を与えるのが理想的です。また、夕方には葉水をしたり鉢の周りに打ち水をしたりして、気化熱で温度を下げるとフクシアにとって快適な環境を保つことができます。

肥料 

春と秋に置き肥や液体肥料を施します。置肥は1~2か月に1回、液体肥料であれば、7〜10日ぐらいに1回与えましょう。置き肥は肥料によって長期間効果が持続するものもありますので、肥料袋に記載の用法を守って与えてください。生育が衰えている株や、成長が停滞する夏と冬には肥料は施しません。

病害虫

湿度が高くなる時期や冬の低温の時期に灰色かび病が発生することがあります。風通しをよくし、花がらや枯れ葉などはこまめに処理して病気を予防しましょう。

また一年を通してオンシツコナジラミが発生しやすく被害が進むと排せつ物で葉がベタつきすす病によって黒くなることがあります。さらに乾燥するとハダニが発生することがあるため注意が必要です。

切り戻し

株の風通しをよくするためと夏に過度の蒸散を抑えるために、梅雨時期に草丈の半分程度に葉を数節残して切り戻しましょう。

花がら摘み         

花が終わってそのままにしていても花がらは自然に落ちますが、花後に果実ができるものがありますので、こまめに摘みましょう。摘み取る時は、茎と花の間の短い枝から取るようにします。

夏越し 

高温多湿が苦手なため、真夏は直射日光を避け風通しの良い半日陰に移動させましょう。特に鉢植えの場合はハンギング仕立てにすると地面からの熱を防げます。水やりは涼しい朝に行い夕方には葉水や打ち水で気温を下げると効果的です。

冬越し  

品種にもよりますが、基本的に寒さにあまり強くないため、最低気温が5℃を下回る場合は室内で冬越しさせましょう。室内で育てる場合は日当たりの良い場所で管理しましょう。水やりは控えめにし、乾燥しすぎない程度に管理します。屋外で冬越しさせる場合は、不織布などで防寒対策を行い冷たい風を防ぐことが大切です。

 

増やし方

フクシアは春と秋に挿し木で増やすことができます。

挿し木

若い枝を切って挿し穂を作ります。挿し穂の下の葉を取り除き、1時間ほど吸水させた後、肥料の入っていない清潔な土(市販の挿し木用の土など)に挿します。発根するまでは日陰で管理し土が乾かないように注意しましょう。発根後は鉢に植え替え水やりや肥料を与えながら育ててください。

まとめ

  • 季節によって置き場所が移動できるよう、鉢植えやハンギングで育てましょう。
  • 生育が旺盛になる春と秋に肥料をきちんと与えましょう。
  • 水のやり過ぎに注意しつつも乾かしすぎないよう水やりをしましょう。