大切な植物を守ろう♪ 春に増える毛虫の対処法と予防のコツ

毛虫対策

春になって気温が安定し、暖かくなると、お庭や玄関先の植物に異変を感じることはありませんか?
「葉っぱが食べられている…!」と気づいたら、それはもしかすると毛虫の仕業かもしれません。

毛虫はさまざまな植物を食害します。今回は、実際の被害の様子と、毛虫に気づいたときの対処法、そして何より大切な予防方法についてご紹介します。

気づいたらもう遅い?虫食い被害の実例(アジサイ)

毛虫対策

丹精こめて育てた植物、特に春に芽吹いたばかりの新芽が毛虫に食べられてしまうと、とても悲しい気持ちになりますよね。上の画像のアジサイには、なんと6匹以上の毛虫がついていました。

毛虫を見つけたらまずは「物理的な除去」を!

毛虫対策

毛虫を見つけたら、まずは直接取り除くことが重要です。動画では地面に落としていますが、落としただけでは再び戻ってくることも。

そこでおすすめなのが、ビニール袋を用意して広げて、そこへポンポンと落として集めて駆除する方法。植物にとっても人にとっても優しい対策です。※毛虫に直接触れてしまわないようにくれぐれもご注意ください。

毛虫対策

※駆除の際は、くれぐれもお隣の敷地に投げ入れたりしないようにしましょう。近隣トラブルの元になります。

「物理的な除去」後はスプレータイプの農薬で対策を!

毛虫を取り除いたあとは、市販のスプレータイプの農薬を使うとさらに安心です。たとえばベニカシリーズのスプレーは、毛虫にも効果があり、即効性が期待できます。

一番大切なのは「予防」!粒剤の活用を

毛虫対策

毛虫の食害にあってからの対処・対策よりも一番よいのは、なんといっても予防です!毛虫が現れてから対処するよりも、あらかじめ予防することがなにより大切です。

おすすめは「オルトランDX」などの粒剤。毛虫の記載はありませんが、有効成分のアセフェートは毛虫にも効果があると言われています。

※使用の際は製品ラベルをよく読み、個人の判断でご使用ください。

農薬を撒く際は、手袋の着用をお忘れなく。株元にパラパラとまくだけでも、効果が期待できます。

その他の植物への影響と予防の大切さ

毛虫対策

ビオラやローダンセマムなど、毛虫の被害を受けやすい植物もあります。一方で、ポピーのように毛虫による被害が少ない植物もあるようです。

粒剤を使えば毛虫だけでなく、アブラムシやコナジラミなど他の害虫の予防にもつながります。
玄関や家の壁で毛虫を見つけたら、近くの植物もチェックしてくださいね。

「緊急事態‼ 毛虫の被害と対策」についてはYouTubeでもご紹介しています。よろしければご覧ください。

まとめ

  • 毛虫がつく前に、予防として粒剤を株元に撒くのが効果的。
  • 毛虫を見つけたら広げたビニール袋へ落とすなどして取り除きましょう。毛虫に直接触れてしまわないように気をつけて!
  • スプレータイプの薄めて使う農薬も即効性があり、対策に有効。