
夏から秋にかけては台風のシーズンですね。強風や大雨で大切に育てていた植物が傷んでしまうとショックですよね。栽培中の植物への被害を最小限に抑えるためにも、事前の対策と台風後の管理がとても大切です。
今回は、ご家庭でできる台風前の準備と台風後のケア方法をご紹介します。

台風前にできる植物の対策
飛びそうなものは屋内へ

強風にさらされた鉢やプランターは倒れたり、飛ばされたりして破損する恐れがあります。玄関や室内に入れられるものは、できるだけ屋内に移動させましょう。
屋内に入りきらないものは風下へ
植物が多くて室内に収まりきらない場合は、家の風下側に移動させるのがおすすめです。

風下は直接風を受けにくいため、被害を軽減できます。台風情報で風向きを確認し、できる範囲で安全な場所に移動させましょう。
鉢は横に寝かせて固定
鉢植えは立てたままにしておくと風で倒れてしまいます。移動できない場合は横に寝かせて、風で動かないように固定すると安心です。

庭木や花壇の植物は完全に守ることは難しいですが、枝を束ねたり間引いたりして風の抵抗を減らす工夫をしておくと被害が少なくなります。
台風後の植物管理
台風が過ぎ去った後は、植物が傷ついたり弱っていたりすることが多いものです。特に雨や風によって葉や茎に小さな傷が入り、そこから病気が発生しやすくなります。
そこでおすすめなのが殺菌スプレー。
散布することで病気の侵入を防ぎ、植物の回復が早まります。台風の前に散布しておくのも良いですが、台風後にしっかりケアすることが大切です。

まとめ
✔鉢植えは屋内へ移動(できる限り安全な場所に)
✔ 入りきらないものは風下へ(風向きを確認して移動
✔ 鉢は横に寝かせて固定(倒壊や破損を防ぐ)
✔ 台風後は殺菌スプレーでケア(病気予防と回復促進)
台風対策はすべてを完璧にするのは大変ですが、守りたい植物を優先して工夫するだけでも被害を減らせます。まずはご自身の安全を第一にしながら、できる範囲で準備を進めてみてください。