寒さに強い!おすすめの花 黒葉スミレ ラブラドリカ/宿根すみれ 紫式部はどんな花?

宿根すみれ紫式部

黒葉スミレ ラブラドリカとはどんな花?

宿根すみれ紫式部

流通量が少なく園芸店やホームセンターでも見かけることがあまりない黒葉スミレ・ラブラドリカ。寒さにも強く、黒い葉と紫の花色のコントラストがとてもきれいな花なんです!なんとなくビオラと同じイメージをもたれるかもしれませんが、1年草のビオラとは異なり多年草になります。見ていただくとお分かりになるかと思いますが、ハートのような形をした葉が特徴的で、ビオラにはない黒色の葉がアクセントになり紫色の花を引き立てます。シックな色合いの花の寄せ植えにもよく合います。

驚くのはその耐寒性!-15℃程度になっても枯れずに残ってくれるんです。耐暑性もありますので生育環境があえば夏越しも問題なくできる丈夫な花でもあります。

開花期も長く、秋から春頃まで紫色の可愛らしい花を楽しむことができます。暖かい地域を除き、真冬の12月や1月は生育がいったんとまりますが、暖かくなる頃にはまた株が生育してきて、花が楽しめるようになります。

株は上に伸びず横に株が広がっていくためグランドカバーとしても利用できますし、リースや寄せ植えに使って楽しむこともできます。こぼれ種でも増えるため、グラウンドカバーにすると年々広がってくれるでしょう。

どんな品種があるの?

品種については一般的に「黒葉スミレ ラブラドリカ」として販売されています。流通量はあまり多くないためホームセンターや園芸店で見たことがないかもしれませんが、そのラブラドリカで花付きがよく生育がよいものを選抜した品種が「宿根すみれ 紫式部」として販売されています。

通常の管理について

どんな用土がいい?

お店に並ぶのが、10月下旬から11月、2月中旬から4月の上旬ごろとなります。土は、市販の園芸培養土やビオラやパンジーを植えるような土で問題ないです。

植える場所は?

寒冷地であれば日向でもよいかと思いますが、暖地では、明るい日陰のような場所または夏に西日が当たらない半日陰となるような場所が適しています。鉢植え、地植えのどちらでも育てられます。鉢で育てる場合、横に広がっていくため広めの鉢に植えるのがおすすめです。風通しと水はけがよく管理してあげると、夏の暑い時期に蒸れを軽減してくれるでしょう。

水やりは?

地植えで育てる場合、根付いてからは雨水だけで大丈夫です。夏に雨が降らず乾燥するようなら、水やりをしてください。鉢植えは乾燥しやすいので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

肥料はいつ与えるの?

4月から5月の花が定期的につく時期は、定期的に肥料を与えると花付きがよくなります。ただし、一度にたくさん肥料を与えすぎてしまうと、株を充実させるために花芽がつきにくくなることがありますので、肥料の与えすぎには注意してください。

7月や8月の暑い時期は株が弱り気味になりますので、肥料は控えめにして管理してください。夏は株が蒸れやすくなりますので、風通しと水はけ良く管理してあげると夏越しがしやすくなります。

花芽が付きだす10月や11月に定期的に液体肥料や置き肥を与えてあげるとよいです。

暖かくなりだす2月から3月ごろからは、株が旺盛になって花芽がたくさんつくようになりますので、液体肥料を与えてあげるとよいでしょう。

花が終わったらそのままでいいの?

宿根すみれ紫式部

花が咲き終わったら、花がらと花首を一緒に株元から折ってあげるようにすると葉や株の腐れ防止になります。花がらを取ってあげることで株の方に栄養が行き成長もよくなるかと思います。花がらをそのまま残しておくと種がつくようになります。

葉が黄色くなったり、枯れたりしたら?

宿根すみれ紫式部

多年草で、基本的に1年を通して常に葉がついた状態であります。葉が黄色くなって古くなったり枯れたりしたら、取り除きましょう。そうすることで、また株元から新しい芽が出て、小さな葉がたくさん茂ってくるようになりますよ!

ガーデンパーティーでは、ラブラドリカの選抜品種である「宿根すみれ紫式部」を販売しています。育ててみたいなと思われた方は、こちらのページからご購入いただけます。

宿根すみれ紫式部

「おすすめのお花 宿根すみれ ラブラドリカ 紫式部の育て方」についてはYouTubeでも解説していますので、よろしければこちらもご覧ください。

まとめ

  • 花が終わったら、花首と一緒に花がらを株元から摘んであげると、散った花がらが葉に残らず、葉が腐れにくくなります。
  • 枯れた葉や黄色くなった下葉は取り除いてあげると、小さな新しい葉がたくさん茂るようになります。
  • 花芽が付く頃や、花が咲いている時期は定期的に肥料を与えるのがおすすめですが、一度にたくさん肥料を与えすぎないように注意しましょう。