
プレクトランサスとは

プレクトランサスは、シソ科のケサヤバナ属(プレクトランサス属)の植物で、観葉植物として扱われるものが多く、葉色を楽しむ観葉植物として親しまれてきました。花が美しい園芸品種も作られており、鉢植えや寄せ植えなどで楽しまれています。花を観賞するプレクトランサスは南アフリカで数種を交配して作られた品種と言われており、本来は多年草ですが、耐寒性が弱いため一般的には一年草として扱われることが多いです。
プレクトランサスの花は、5月から11月と開花期が長いですが、短日植物のため、秋以降が開花の最盛期となります。茎の先端に花が密集して咲き、葉に触れるとミントのような爽やかな香りが広がり、草丈は30~80cm程度になります。
花を観賞する品種としては、紫色の花を咲かせる‘モナ・ラベンダー’や、花色が紫や濃ピンク、ピンク、白などがある「ケープ・エンジェル」シリーズなどがあり、黒みを帯びた葉とサルビアに似た穂状の花が調和し、落ち着いた印象を与えます。
店頭で苗を購入する際は、葉に変色や斑点がなく、株がグラグラしていない元気な株を選ぶようにしましょう。
ガーデンパーティーではプレクトランサスを販売しておりますので、興味を持たれた方はこちらからどうぞ。
プレクトランサスの基本情報
名前 | プレクトランサス |
学名 | Plectranthus |
科・属名 | シソ科 / ケサヤバナ属(プレクトランサス属) |
英名 | Swedish ivy. Swedish begonia |
和名 | プレクトランサス |
分類 | 一年草 |
開花時期 | 5月~11月 |
お勧め植え付け時期 | 5月~6月 |
原産地 | 南アフリカ |
耐暑性 | 普通 |
耐寒性 | 弱い |
プレクトランサスの栽培カレンダー

プレクトランサスの基本的な育て方
植え付け
水はけがよい肥沃な土が適していますので、市販の鉢花用の培養土を使うか、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合の配合した土を使って植え付けます。
植え替え
プレクトランサスは根がよく張ります。そのままにしておくと鉢の中が根でいっぱいになり根が伸びるスペースがなくなるため、2年に1度、植え替えましょう。植え替えの適期は5月~9月で、古い土を1/3ほど落として、新しい土に植え替えます。茎が長く伸びすぎているようなら切り戻して短くします。一回り大きな鉢に植え替えるか、根鉢を崩して同じサイズの鉢に植え替えるようにしましょう。寒い地域で、屋外で育てていたり、室内でも気温が低かったりして冬越しが困難な場合は、1年草として扱い植え替えの必要はありません。
日当たり・置き場所
強い日射しに当たると葉が色あせて茶色に枯れてくる葉焼けを起こします。日陰でも育ちますが、葉色と花つきが悪くなるので、日中、強い日差しが当たらない明るい半日陰で育てるのがよいでしょう。
寒さに強くないため、冬越しさせるには5℃以上の気温が必要となります。霜が降りる前ぐらいに屋外で育てているものは、屋内の日当たりの良い場所に移動させましょう。早めに室内に取り込むと生育と開花が続きます。短日植物のため、日の長さが短くなるようにしないと開花が進みませんので、周年、室内で管理する場合は、夜間に照明が当たらない場所で育てるようにしましょう。
水やり
鉢植えで育てている場合、土が乾いたらたっぷりと与えます。春~秋の生育期間はよく生長し、水もよく吸収しますので土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。冬は寒さで生育も鈍るため、水はあまり必要としません。土の表面が乾いて数日経ってから水を与えるようにします。冬でも15℃程度の温度が保てる場合は、生育期間と同様に水やりを行います。常に土が湿っているような状態では根腐れを起こすことがありますので、過湿にならないように気をつけましょう。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。春から秋の旺盛に生育している期間は、化成肥料を置き肥とするか、液体肥料を施します。
病害虫
風通しが悪い環境では、カイガラムシやハダニが発生しますので、見つけたら早めに駆除します。黒いふんがあったり、葉などがかじられていたりしたら、ヨトウムシが夜に活動していることがありますので、早めに駆除しましょう。
花がら摘み
花が咲き終わったら花茎のつけ根から切り取ります。
摘芯(ピンチ)
生育期間中に茎の先端にある芽の部分を摘み取り、わき芽を出させるようにすると、ボリュームが出てこんもり茂らせることができます。
冬越し
耐寒性は強くないため、四国や九州の南部など冬でも暖かい地域であれば防寒対策をすることで屋外での冬越しも可能ですが、一般の地域では、冬は室内に取り込んで窓辺で育てることで冬越しさせましょう。
増やし方
プレクトランサスは挿し木で増やすことができます。
挿し木
適期は5月~6月と9月で、真冬や真夏の時期は避けるようにします。
切り戻した茎を挿し穂にし、茎の先端から7~8cm程度の長さに切って、清潔な土に挿します。明るい日陰に置いて土が乾かないように管理すると2~3週間程度で発根します。
水を入れた容器に入れても容易に発根しますので、冬に室内に取り込む際に、茎を切って水挿しし、そのまま冬越しさせて、春に鉢上げすることも可能です。
育て方のポイントまとめ
- 強い日差しを避けて、明るい日陰で育てるようにしましょう。
- 生育期間中は土が乾いたらたっぷり水を与えるようにし、冬は控え気味にして、過湿にならないように気をつけましょう。
- 冬に霜が降りる地域で冬越しさせる場合は、屋外から室内へ取り込んで、5℃以上の温度で管理するようにしましょう。