ペチュニアとは
ペチュニアは、ナス科ペチュニア属の一年草または宿根草で南アメリカ原産です。
春から秋にかけて長くお庭を鮮やかに彩るお花です。
和名は、ツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)で朝顔に似たラッパ状の花がいくつも咲きます。
次々に花が咲き、花がら摘みや切り戻しを行うことで、長く楽しめます。
誰からも愛されるクセのない花姿・花つきのよく、育てやすいので初心者の方でも育てやすいおすすめのお花です。
学名 | Petunia |
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科・属名 | ナス科ペチュニア属の一年草または宿根草 |
英名 | petunia |
原産地 | 南アメリカ |
和名 | ツクバネアサガオ(衝羽根朝顔) |
開花時期 | 4~10月(地域により異なる) |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
お勧め植えつけ次期 | 4~5月 |
花言葉 | 「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心のやすらぎ」「心がなごむ」 |
ペチュニアの品種について
現在、ペチュニアの品種は数百種類もあります。実生系(種から育てる)品種のみだったのが、品種改良され、栄養系(さし芽で増やせる)品種が開発され、今では、花の色・柄、大輪種・中輪・八重咲き種など、さまざまな品種でガーデンを楽しませてくれます。
ザ・ガーデンパーティでも約20種の品種を育成・販売しています。
代表的な品種で、株式会社ハクサンの「スーパーチュニア」、フジフローラの「アモーレ」
「ビバ」や、自社育種品種である、「マドンナの宝石」「ソフィアの宝石」などさまざまな品種の花苗を販売しています。
自社育種品種ペチュニア「マドンナの宝石」「ソフィアの宝石」について
ザ・ガーデンパーティの花苗を育成している、「有限会社村岡オーガニック」で品種改良されたペチュニア「マドンナの宝石(半立性品種)」、ペチュニア「ソフィアの宝石(這性品種)」の特徴は、4つあります。
- 1株(10.5mポット)が80~100cmのボリュームになる
- 生育旺盛で強健
- ものすごく花付きがよい
- 初心者にも育てやすい
1株10.5cmポット苗を地植え・鉢植えすると、およそ3か月後には100cmもの株に成長します。大きな株に成長させるためのポイントは、「切り戻し」。花が咲いて株が乱れてくると、花を摘むのは勿体ないと思わず切り戻しを行うことで、大きな株に成長します。
マドンナの宝石シリーズは試行錯誤され、開発された品種です。開発秘話は下記記事よりご覧ください!
マドンナの宝石は半立性(マウントタイプ)
ソフィアの宝石は這性(地表を這うタイプ)
こんもりドーム状に丸くなるのが「マドンナの宝石シリーズ」、広がるように成長するのが「ソフィアの宝石シリーズ」です。
立性品種→茎が上に伸びようとする性質が強い品種です
這性品種→茎が横に伸びようとする性質が強い品種です
※ペチュニア「マドンナの宝石ピンク」はペチュニア初のフラワー・オブ・ザ・イヤー2010-2011にて「最優秀賞」を受賞しました。
「いい花の新基準。」を合言葉に2006年春からスタートしたアジア発、日本発の新品種コンテストであり、毎年、業界が選ぶ優れた品種が選定され発表されます。
花の美しさや特性に加えて、消費者の視点から「育てやすさ」「購入しやすさ」などの市場性や商品性についても審査形式で評価されます。花壇・コンテナ苗部門(現:ガーデニング部門)では第三者機関において栽培調査が実施され、経時的なデータをもとに評価されます。
栽培カレンダー
ペチュニアの育て方・栽培方法
植え付け
植え付けは4月〜6月末の間に行います。
黄ばんだ葉や花がらを取り除いてから植え付けします。
地植えの場合は、苗と苗の幅を広く開けて地植えします。
鉢植えの場合は、購入したポット苗の大きさより二回り大きい鉢を準備します。
ガーデンパーティでは、鉢は8号(24cm)をおすすめしています。それから徐々に大きな鉢へと鉢上げを行っていきます。
土の選び方
土はpH調整済のものを選びましょう。植物が育つ土の値はpH6.0±0.5(弱酸性)です。
ホームセンターなどで販売している土の場合は袋の裏面に「pH調整していない」「pH調整している」など明記されていますので、「pH調整している」ものを選ぶようにしましょう。
※激安の土はpH調整がされていないものがほとんどですので、選ばないようにしましょう。
ザ・ガーデンパーティではお届けする花苗に使われているものと同じ土を販売しています。
栄養たっぷりでpH調整もしている土でおすすめです。
日当たり・置き場所
ペチュニアは日当たり、水はけ、風通しのよい場所がオススメです。
鉢の場合は病気の原因となる泥はねを防ぐために、少し高い場所に置くのがおすすめです。
水の上げ方
4〜5月はやりすぎに注意、6月以降は水切れに注意してください。
植え付け直後や、鉢上げ直後はたっぷりと水をあげましょう。鉢の場合は、下から水がこぼれることがポイントです。
その後は土の表面が乾いたら水やりの合図です。
鉢の場合は、鉢を持ち上げて、重たい場合は水やりを控えてください。
梅雨の対策をしっかり行うことで10月まで楽しめます。
肥料のやり方
施肥をすることで生長と花付きが良くなります。
月1回緩効性の固形肥料を適量追肥するか、週に1〜2回薄めた液肥を適量与えると生長と花付きが良くなります。
病害虫の予防と対策
多湿になると、カビが発生して腐敗するので、切り戻しをこまめに行い、風通しをよくして予防しましょう。
ナメクジの食害にも気をつけてください。食害が始まる前に、予防として市販のナメクジ駆除剤「ナメトール」、「MICナメクジ退治」などを株元にまいておくと良いでしょう。
切り戻し
何度も花を楽しむために、切り戻しを行いましょう。
脇芽をふかせ、枝を増やし、その後の生長する姿を整えましょう。
株が乱れた時、株が大きくなり過ぎた時、花が少なくなってきた時などに切り戻しを行ってください。
切り戻しを行う際は、思いっきりやるのが成功するポイントです。鉢植えの場合、鉢から出た枝をグルっと切ってやってください。この時、切り残しがあるとそこだけ大きく生長してしまう場合がありますので、全体をしっかり切ってやることが重要です。また、切り戻しをする際は、株元の黄色になった葉っぱや傷んだ葉っぱを取り除いてやることで、その後、そこから腐ったりすることを防げます。
ペチュニアの切り戻しについて詳しくは下記のブログ記事をご覧ください。
⇒簡単♪プロが教えるペチュニア:切り戻し(剪定)の仕方!コツは、思いっきりバッサリ切ることです!
⇒簡単!切って損なし!ペチュニアのポット苗、植え付け前の切り戻し方法とポイント!
切り戻しのポイントについて
失敗しない育て方のポイントまとめ
- 株が乱れてきたら切り戻しを行う。切り戻しは思い切って行う。
- 水やりのバランスに注意して行う。
- 肥料を切らさない。
上記3つのポイントに注意して、ペチュニアを育ててみてください!
ペチュニア「マドンナの宝石」「ソフィアの宝石」の詳しい栽培方法については、下記ブログをご覧ください。
いかがでしたか?春から秋にかけてのお庭のガーデニングにペチュニアを加えてみてはいかがでしょうか?
気になるペチュニアがありましたら、ぜひチェックしてくださいね!