スーパーベルとミリオンベルはどちらもカリブラコアの品種です。カリブラコアには多くの品種がありますが、代表的なスーパーベルとミリオンベルの違いについて、お話できればと思います。
スーパーベルとは
スーパーベルは、高温多湿の日本の気候にも耐えられるように改良されたPWブランドのカリブラコアです。次々と新しい品種が誕生しており、色や花柄も多様です。ジャパンフラワーセレクション2019-2020を受賞したスーパーベルダブルピンクリップルや、2012フラワートライアルジャパン フラワートライアル大賞優秀賞を受賞したスーパーベルレモンスライスなどがあります。
スーパーベルの主な特徴としては、
- こんもりした美しい花姿
- 耐暑性に優れている
- 病気に強く育てやすい
- 生育旺盛で大きな株に育つ
花姿は、品種によってさまざまです。
ダブルの花弁、八重咲き、花色が咲き進むにつれ変化するもの、ストライプ入り、グラデーションがあるものなど、バリエーション豊富です。
分枝もよく、こんもりと育ち春から秋まで長い期間花を楽しむことができます。花壇や庭植えでも楽しむことができますが、鉢植えやプランター、ハンギングで育てるのがおすすめです。株幅は品種によりますが、30cmから60cmぐらいまでとなります。
切り戻しをしなくてもきれいに成長するように改良されていますが、長くきれいな状態を保つためには切り戻しをするとよいでしょう。花がらが目立たないように改良されているので、花がら摘みをしなくても、きれいな花姿を楽しむことができます。基本的に1年草の扱いですが、冬越しに成功すれば、春の早い時期から満開の花を楽しめます。
スーパーベルリッチシリーズには他にスーパーベルポケットシリーズがあり、コンパクトな花が数多く咲くよう改良されています。
ガーデンパーティでもスーパーベルを販売していますので、興味のある方は下記よりお買い求めいただけます。
ミリオンベルとは
ミリオンベルはカリブラコアで最も古くからあるシリーズの一つで、サントリーフラワーズさんの商品となります。シリーズも多く、初心者にも育てやすいです。
こちらもバランスのよい草姿で、可愛らしい花を咲かせます。
株幅は品種により40cmから80cmまでとなります。
ミリオンベルの主な特徴としては、
- 開花が早く花密度が高い
- カラーバリエーションが豊富
- 育てやすくバランスのよい草姿
基本的に花がら摘みは不要ですが、八重咲きタイプや花が大きいものはこまめに摘み取るのがよいようです。
また梅雨や激しい雨風のような天候では、激しい雨に当たらないよう軒先などに移動させるなどして管理します。切り戻しをすると秋まで花を楽しめます。
ミリオンベルにはシリーズが多くあり、八重咲きタイプで雨や暑さに強いプチホイップシリーズや、コンパクトな花姿で八重咲きのミリオンベルハンディ、しだれ咲く花姿のミリオンベルサマー、耐暑性や雨にも強い強健な品種のミリオンベルストロングがあります。
⇒サントリーフラワーズさんのミリオンベル商品紹介ページはこちらから
スーパーベルとミリオンベルの違いについて
- スーパーベルとミリオンベルはカリブラコアの1種で、作っているメーカーさんが異なります。
- スーパーベルは、花がら摘みや切り戻しをしなくてもよいように改良されていますので、花がら摘みや切り戻しの手間を省きたい人にお勧めです。
- ミリオンベルは、コンパクトな鉢で育てられるものや、しだれる姿になるもの、性質が強健なものなどシリーズが豊富にあります。
スーパーベルとミリオンベルはどちらも、可愛らしい花をたくさん咲かせます。スーパーベルは、花がら摘みや切り戻しをしなくてもよいように改良されているので、花がら摘みや切り戻しの手間を省きたい人にお勧めです。ミリオンベルはシリーズが豊富で、コンパクトな鉢で育てられるものや、しだれる姿になるもの、性質が強健なものなど種類が豊富ですので、ご希望のタイプの花が見つけやすいのではないかと思います。