園芸業界では、毎年、多くの新しい品種が品種改良によって誕生しています。今回ご紹介するエキベキアは、ちょっと特殊な交配の仕方で生まれた最新品種です。
本来、新品種を交配させる時同じ属の者同士を交配させます。例えばパンジーを交配して新しい品種を作出しようとするならば、パンジー同士を交配させます。
しかし、エキベキアはムラサキバレンギク属であるエキナセアとオオハンゴウソウ属(ルドベキア属)であるルドベキアを交配させてできたハイブリッド品種(F1品種)です。
属の違いを飛び越えて、交配できる(種がとれる)のは、両品種ともキク科の植物だからです。
→ハイブリッド品種(F1品種)の説明はこちら
エキベキア:サマーリナの特徴
エキベキア:サマーリナの最大の特徴は、エキナセアの丈夫さ、ルドベキアの花付きの良さ&花の大きさの双方の特徴を持っているという点です。また、花も丈夫で四季咲きにすぐれており、夏から晩秋にかけて長い間花を咲かせて楽しませてくれます。見た目がルドベキアに似ていいるので、海外ではルドベキアの新品種として販売されている地域もあるようです。品種によりますが、気温が高い時期は花が黄色ぽっく、気温が下がるにつれて茶色に変化するものもあります。
そして、宿根草ですので毎年花を咲かせてくれます♪
●育て易さ・・・・・丈夫で育てやすい品種です。園芸初心者にもおススメの品種です。
●耐暑性、耐寒性・・どちらに対しても強い性質を持ってます。
●開花時期・・・・・6月~10月ごろ
●植える時期・・・・4月~7月ごろ
●植える場所・・・・日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。背丈が40㎝~60㎝に育ちます。
●植え方・・・・・庭、鉢など
※宿根草(耐寒性多年草)なので、冬場に地上部が枯れあがることがありますが、枯れて死んでしまったわけでは春にはまた新芽がふいてきます。
エキベキア:サマーリナの種類
「エキベキア:サマーリナ」にはいろいろな色(品種)があります。
エキベキア:サマーリナ・エレクトラショック
スパイダー咲きの花が特徴的なエレクトラショック♪暖かい時期は、花が黄色がかってますが、気温が下がるにつれて、茶色のアンティークカラーの花色に変化します。
エキベキア:サマーリナ・オレンジ
サマーリナ・パンパーニッケル
花色が濃いオレンジからこげ茶に変化します。
サマーリナ・イエロー
サマーリナ・バタースコッチビスケット
どの品種もとても強くて丈夫な品種ですので、是非栽培にチャレンジしてみてください。宿根草ですので、一度植えれば毎年花を咲かせてくれ、楽しませてくれるはずです♪