ティアレラ(ティアレア)の育て方・栽培方法・品種・まとめ

ティアレラの育て方のポイント

ティアレラ(ティアレア)とは

元気に育っているティアレラ

ティアレラ(またはティアレアとも呼ばれている)は花と葉の両方が楽しめる多年草の植物です。花は4月~5月に株元から花茎が上がってきて、白から薄ピンク色のたくさんの小さな花を線香花火のように咲かせます。ひとつひとつは小さい花でも華やかさ・可愛らしさがあり、寄せ植えなどに1株あるだけでも充分可愛いのですが、何株もまとめて植えると見ごたえがあります。耐陰性も強く日陰でもたくさんの花が咲き、花が終わった後も美しい葉柄を楽しむことができます。葉に入る模様や形状にはバラエティーがあり周年で美しい葉を楽しむことができますが、特に春から秋にかけては新しい葉が成長しますので、より美しい葉色を鑑賞できます。草丈は30〜50cmぐらいになります。丈夫で育てやすく初心者の方にもおすすめできます。

ガーデンパーティでは、下記の3種類の苗を取り扱っています。

ティアレラの品種別説明
ティアレラの品種別説明

ティアレラ(ティアレア)の基本情報

学名Tiarella
科・属名ユキノシタ科ズダヤクシュ属(ティアレラ属)
英名Tiarella ,Foam flower, False mitrewort
和名ズダヤクシュ(喘息薬種)
分類多年草
開花時期4月~5月
お勧め植え付け時期3月~4月、9月~10月
原産地北アメリカ、東アジア
耐暑性普通
耐寒性強い

ティアレラ(ティアレア)の栽培カレンダー

ティアレラ栽培カレンダー

ティアレラ(ティアレア)の基本的な育て方

植え付け

苗が多く出る春の時期に、水はけがよく保水力のある用土に緩効性の肥料を土に混ぜてから植え付けるのがおすすめです。秋の植え付けは根がしっかり張るように寒くなるまでに行いましょう。購入した苗に花がついている場合で、株を充実させたい方は、花を取ってから植え付けるとよいです。

日当たり・置き場所

風通しがよく、半日陰となるようなスペースがよいです。夏は直射日光が当たらない所で管理すると、夏越ししやすくなります。鉢植えの場合は、午前中だけ日が当たるような場所(半日陰)に置きます。地植えの場合は、落葉広葉樹の下や花木の陰などに植え付けると夏越しができるかと思います。

水やり

適度に湿度がある環境を好みますが、地植えの場合、雨水がかかるところであれば、植え付け時と真夏の乾燥しやすい時期を除き特に水やりは不要です。水は乾いたら、たっぷりやりますが、水はけのよくない場所に植えられた場合、水のやりすぎで根腐れをおこさないように気をつけます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

肥料

植え付け時に緩効性肥料を施し、真夏の弱りがちな時期と冬の生長が遅くなる時期を除いて、定期的に肥料を与えるとしっかり株が育ちます。花をつけるために3月・4月や初夏に肥料を忘れずに与えるとよいです

病気と害虫

病気よりも害虫対策が必要となります。アブラムシがつきやすいのでオルトランなどの粒剤を散布すれば予防になります。

枯れ葉や花後の手入れ

花芽が動き出す春の時期までに枯れ葉の掃除をしておくと、新しい葉と花芽がきれいに出てきます。花が終わった後は株元より少し上のあたりでぽきぽきと手で取ってあげると新芽が出てきます。

花が終わった時は、花を取りましょう

夏越し

梅雨の蒸れと夏の暑さには注意が必要となります強い日差しに当たると葉焼けをおこすことがあります。梅雨の時期には、株元の枯れた葉や弱った葉を取り除いて通気性をよくさせると、梅雨を越せます夏は直射日光が当たらない、風通しと水はけがよい環境で育てるとよいです。

冬越し

寒い時期には葉が落葉することもありますが、耐寒性は強く外での冬越しが可能です。

増やし方

挿し木は難しいので株分けで増やすのがおすすめです。株分けの時期としては、真夏や冬は失敗しやすいので9月から10月と、4月から6月の時期がよいです。ひとつの株に複数の芽がつくように株をわけるとよいです。鉢植えの場合は、鉢底から根が出てきたら一回り大きな鉢へ植え替えます。植え替える際に株分けを行うのもよいでしょう。

 育て方のポイントまとめ

  • 風通しと水はけのよい半日陰で育てるのがおすすめです。
  • 梅雨や夏の暑い時期には、直射日光を避け、枯れ葉や弱った葉を取り除いて通気性をよくさせると梅雨越しや夏越しがしやすくなります。
  • 花芽が動き出す春の時期までに枯れ葉の掃除をしておくことで、春に新しい葉と花芽がきれいに出てきて可憐な花を楽しむことができます。

いかがでしたでしょうか?ひとつひとつは小さい花でも華やかさ・可愛らしさがあるティアレラ。育ててみたいと思う方はガーデンパーティの通販サイトで販売しています。
下記画像よりご覧いただけます。