ポーチュラカの育て方・基本情報・まとめ

ポーチュラカの育て方

ポーチュラカとは

ポーチュラカの育て方

ポーチュラカとは、暑さや乾燥に強いスベリヒユ科の植物です。多肉質の葉を持ち、赤や黄色・オレンジなどの小さな花を咲かせます。草丈は10~20cm程度と低めで、地面を這うように広がっていくので、花壇の縁取りやグランドカバーとしてもよく使われます。花は次々と咲き、5月から10月頃まで長く楽しめます。一・二年草または多年草となります。庭植えの場合は、一年草として扱います。

日中に太陽の光を浴びると開花し、夕方や曇りの日には閉じる習性があります。育てやすいためガーデニング初心者にもおすすめの植物です。

ガーデンパーティでもポーチュラカの苗を取り扱っていますので、ご興味を持たれた方はこちらからどうぞ。

ポーチュラカの基本情報

名前ポーチュラカ
学名Portulaca
科・属名スベリヒユ科 / スベリヒユ属(ポーチュラカ属)
英名Green purslane
和名ハナスベリヒユ(花滑りひゆ)
分類多年草(日本では一年草扱い)
開花時期5月~10月
お勧め植え付け時期5月~8月
販売時期5月~7月
原産地南北アメリカ
耐暑性強い
耐寒性弱い

ポーチュラカの栽培カレンダー

ポーチュラカの栽培カレンダー

ポーチュラカの基本的な育て方

植え付け

植え付け適期は5月から8月ですが、8月中旬までに行い、暑い時期に大きく育てるようにします。水はけのよい土に根鉢を崩さず植え付けます。鉢植えの場合は、二回りほど大きい鉢に植え付けます。庭植えの場合は、株の間隔を20cm程度あけて植え付けるようにします。

日当たり・置き場所

1日を通して日当たりと風通しがよい場所が適しています。庭植えの場合、水はけのよい場所へ植え付けするとよいです。西日が当たる場所や、やせた土地でもよく育ちます。

水やり

鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげます。庭植えの場合は、特に必要ありません。

肥料

鉢植えの場合、緩効性肥料を定期的に施します。葉の様子を見ながら液肥も施すとよいでしょう。庭植えの場合は特にやらなくてもよいです。

病気と害虫

注意が必要な病気や害虫は特にありませんが、過湿になるとアブラムシが発生することがあります。

増やし方

ポーチュラカは挿し木と種まきで増やすことができます。挿し木の適期は5月から10月頃です。茎を5~10cm程度切り取り、用土に挿しておくと容易に発根します。切り取った茎を水にさしておくだけでも根が出ます。種まきは5月に入ってから蒔くようにします。覆土は不要です。

挿し木や挿し芽は人に譲らず自宅で楽しむようにしましょう。

挿し木や挿し芽で増やした登録品種苗を、無断で人に譲ったり売ったりすることは「種苗法」という法律で禁止されています。増やした苗は人に譲ったりせず、自宅で楽しむだけにしましょう。

切り戻し

生育が旺盛で大きくなっていきますので、伸びすぎてきたら、切り戻しをするとよいでしょう。

冬越し

ポーチュラカは寒さにはあまり強くないため、庭植えの場合、冬越しは難しいです。冬越しをさせる場合は鉢植えで育て、冬は室内に取り込みます。室温が低くならないよう管理します。

育て方のポイントまとめ

  • 日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
  • 庭植えの場合、水やりや肥料は特に必要としません。
  • 冬越しをさせたい場合は、鉢植えで育て、冬は室内で管理します。