第9回 農業Week レポート②(2019年10月開催)

前回のレポート

第9回 農業Week レポート①(2019年10月開催)

少し時間が空いてしまいましたが、
Iotに関連するブースが多く目立ちました。
どの会社も温度・湿度を計るセンシングから生産管理、物流などすべてをパッケージとして提供しようとしている傾向を感じました。
ただ、金額が結構しますので、正直導入は難しい感じを受けます。

また、現状の生産管理などのシステムは
・大規模稲作生産者
・大規模畑作生産者
・農業ハウスを利用した単一生産者(トマト、イチゴなど)
に向いており、弊社の様な多品目生産を施設で年間数回転をおこなっているような生産者には利用しにくい感じを受けてます。
確かに、需要は前者の方が大きいので、致し方ありません。

ただ、正直生産現場において、そこまでシステムを導入する必要があるのかなとも感じます。

また、Iot以前の問題で、農業は5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の取り組みなど、Iotをする以前に他の業界では当たり前の取り組みがまだまだできていないところが殆どの現場が多いと感じます。
もれなく、弊社もそう感じる部分があります。
Iotを導入するから効率化、生産労働性が上がるのではなく、その仕組みを理解して運営できる組織ができていないとまったくもって、機能しないと思います。

販売側がIotのパッケージをいくら販売しようとしても、組織として機能していない企業または生産者では何の意味もなく、導入するためにはそこの教育もパッケージでやっていかないとただシステムを売るだけでは難しいように感じました。

その中でも、キントーンの個別セミナーが行われていたので、それは非常に利用できそうな感じをうけています。 https://kintone.cybozu.co.jp/