![ガーベラガルビネアの株分け](https://gardenparty87.jp/apps/note/wp-content/uploads/2025/02/img_gerbera_division.bog07.webp)
ガーベラは寒さに弱くなかなか屋外での冬越しができないのですが、ガルビネアは耐寒性があるため、花壇や庭植えにして屋外でも冬越しができるため人気があります。このガルビネアは株分けで増やすことができますので、株分けのポイントをみていきましょう。
株分け時の注意点
ガーベラのガルビネアは、基本的に品種登録されていますので、増やしたものを自分で楽しむ分には問題ありませんが、増やしたものを人にあげたり、売ったりすることはNGです。品種登録されているものを販売すると、刑罰に科される可能性がありますので、ご注意ください!
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株分けのメリット
株分けの大きなメリットは、株を増やすこと以外にも株の更新があります。
株分けすることで1株が小さなサイズになることで、大きく成長するスペースができ再び生育がよくなり、老化した株の若返りにもなります。1株だけだと不安だなという時などに保険株として、株をストックとして増やしておくのもおすすめです。
それでは、外に置いてある苗をみてみましょう!雪が降らなかったため乾燥気味で根がびっしり張っています。このような状態で置いたままにしておくと、自分の根っこに苦しめられる状態になりますので株にとってよくないため、鉢増しや株分けをお勧めします。
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株分けの手順
①枯れ葉を取り除く
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ポットや鉢から苗を取りだし、枯れた葉や傷んだ葉を取り除きましょう。枯れた葉だけをもって引っこ抜くようにすると簡単に取れますよ。無理に取ろうとしなくても、取れる範囲で軽く取ってもらったら大丈夫です。
②根鉢を下半分切る
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ガチガチに詰まった根は、ハサミを使って根鉢を下半分に切り落とします。1周して根っこを切ったら簡単に手で割ることができます。割ったら周りの土をほぐしていきましょう。
※作業をする場合は、水につけて土を洗って振り落とす方が無理なく株分けができます。
③縦にも切込みを入れて株を分けやすくする
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周囲や上の土をほぐしたら、次は縦にハサミを入れて分かれるところを探していきましょう。
株分けする際に気を付けてほしいのが、たくさん株分けして、一つの苗が小さくなってしまうことです。小さすぎると、弱ってしまう可能性がありますので注意してください。なかなか分けられない時は再度ハサミをいれて分けやすくしたらよいですよ。
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枯れた葉っぱを取ったり分けたりする際に、株元をぎゅっと持つと細胞が傷んでしまう原因になりますので、株元をつぶさないように注意しましょう。
④新しい培養土を入れたポットに植える
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分け方にもよりますが、3~5株ぐらいになるのではないかと思います。株の数のポットと新しい土(園芸用の培養土でOK)を用意し、分けた株をポット苗に入れて植え付けましょう。
株分けした苗を、凍結するような寒い場所に置くことはNGです。ガルビネアが寒さに強いといっても、本来ガーベラは寒さに強くないため、気温がマイナスになるような場所にずっと置いておくと弱ってしまう原因になります。寒い地域にお住いの方は、3月ぐらいの芽が動く前に株分けした方がよいと思います。
人間でも季節の変わり目や環境の変化で風邪をひいたり、体調を崩したりすることがありませんか?それと同じように植物にとっても、急激な温度変化や環境の変化は、耐寒性があるとしても弱ったり枯れたりすることがあります。例えば、マーガレットの鉢植えを室内で1月に楽しんだ後、耐寒性があるからといって急に外へ出して育てるようになると、気温が一気に下がったり、氷点下になって霜が落ちたりすると植物が環境に対応できなくなり一気に弱ります。植物は徐々に寒さに慣れていくことで寒さへの対策をしていますので、暖かい所で育てていたものを急に寒いところに置いてしまうと枯れる原因になることを覚えておいてくださいね。
「ガーベラ ガルビネアの株分け 」はYouTubeでも解説していますので、よろしければこちらもご覧ください。
まとめ
- 品種登録してあるものは、人に譲ったり売ったりしないように気をつけましょう。
- 株分けは、水の中で作業を行うと、無理なく株分けができます。
- 寒い地域にお住いの方は、3月ぐらいの芽が動く前に株分けするのがおすすめ。