
初夏から秋にかけて、花壇や道路沿いの植栽などで鮮やかな黄色やオレンジ色の花を咲かせるマリーゴールド。丈夫で育てやすく、初心者にも人気の夏の花です。
「夏の間はよく咲いていたのに、気づいたら元気がなくなってしまった…」という経験はありませんか?
実は、夏の管理を少し工夫するだけで、マリーゴールドは秋までたくさんの花を楽しむことができます。
今回は、マリーゴールドを長く元気に育てるためのポイントをご紹介します。
マリーゴールドとは
基本情報
🌼 分類:一年草
🌸 開花時期:5~11月(種類による)
☀️ 日当たり:日なた
📏 草丈:20~100cm(品種による)
🔰 育てやすさ:初心者にもおすすめ
初心者にもおすすめの夏の花
育てやすく丈夫な一年草で、独特の香りによって害虫を寄せつけにくくする効果が期待できることから、野菜や草花と一緒に植えるコンパニオンプランツとしても人気があります。
フレンチ系
草丈20~30cmほどのコンパクトなタイプ。枝分かれがよく、小さな花をたくさん咲かせます。花壇の縁取りや寄せ植えにもおすすめです。
アフリカン系
草丈60~100cmほどになる大型タイプ。茎が太く、大きく華やかな花を咲かせます。
メキシカン系
細い葉と小さな一重咲きの花が特徴で、爽やかな香りを楽しめる品種もあります。
どの系統も基本的な育て方はほぼ同じですが、草丈や株の大きさが異なるため、植え付け場所や鉢のサイズは品種に合わせて選びましょう。
秋まで楽しむためのポイント
マリーゴールドは暑さには強い植物ですが、梅雨時期の長雨や蒸れにはあまり強くありません。梅雨の間は葉が傷んだり、咲き終わった花にカビが発生して株全体が弱ってしまうこともあります。

しかし、梅雨明け後は生育が旺盛になり、次々と花を咲かせてくれます。この元気な状態を秋まで維持するために、ぜひ次のポイントを実践してみましょう。
①水切れさせないように水やりをする
マリーゴールドは生育が旺盛で、水をよく吸う植物です。特に鉢植えでは、株が大きく育ってくると1日1回の水やりでは足りず、午後にはしおれてしまうことがあります。
夏場は土の乾き具合をよく確認し、必要に応じて朝夕の2回水やりを行いましょう。
※夕方に水やりをする場合は、気温が下がってから与えるのがおすすめです。

夏の暑さが特に厳しい日は、鉢植えでも水切れしやすくなります。
35℃を超えるような猛暑日が続く場合は、西日を避けられる場所へ移動したり、フラワースタンドなどを利用して鉢の温度が上がりすぎないよう工夫したりすることで、株への負担軽減になります。
②夏でも適度に肥料を与える
マリーゴールドは花をたくさん咲かせるため、肥料をよく必要とします。
「夏は肥料を与えない方がいい」と思われることもありますが、株が元気でしっかり生育している場合は、8月に1回、9月に1回程度を目安に緩効性の固形肥料を与えると、葉色がよくなり、花付きもよくなります。
肥料は葉に直接触れないよう、指や棒などで土にくぼみを作って置くと肥料焼けの予防になります。鉢植えの場合は、鉢の縁に三角形を描くように3か所へ置くと、根がバランスよく養分を吸収できます。

③ 花がら摘みをこまめに行う
咲き終わった花をそのままにしておくと、種を作ることに栄養が使われ、新しい花が咲きにくくなります。
花が終わったら、花首の付け根からこまめに摘み取りましょう。花がら摘みを続けることで、新しい花芽が次々と伸び、長く花を楽しめます。
④ 株が乱れてきたら切り戻しをする
株全体に咲き終わった花が増えてきたり、枝が伸びすぎて形が乱れてきたりしたら、切り戻しがおすすめです。
梅雨前や8月下旬〜9月頃を目安に、株全体を1/3〜1/2ほど切り戻すと、風通しがよくなり、新しい芽が伸びて秋に再び花を楽しめます。
あわせて枯れた茎や下葉を取り除き、株の中心が混み合っている場合は茎を少し間引くと、病気の予防にもつながります。

⑤ 害虫対策も忘れずに
夏はアブラムシやハダニなどの害虫が発生しやすい季節です。
害虫が増えると株が弱り、花付きも悪くなってしまいます。
予防としてオルトラン粒剤などの殺虫剤を株元へ散布しておくと安心です。葉の裏なども時々チェックし、早めに対処しましょう。
やってはいけないこと
鉢皿に水をためたまま管理しない
「暑いから水切れしないように」と、受け皿に水をためたまま管理するのは避けましょう。
夏は受け皿の水温が高くなり、根にも大きな負担がかかります。
また、土が常に湿った状態になることで根が酸欠となり、根腐れの原因にもなります。
水のやりすぎ、または水切れ、肥料切れ、蒸れによる根傷みなどが原因として考えられます。土の乾き具合や根の状態を確認し、必要に応じて水や肥料、切り戻しなどで株を整えましょう。
花がらをそのままにしていたり、肥料切れ、水切れが原因の場合があります。また、株が込み合っている場合は切り戻しを行うことで、新しい花が咲きやすくなります。

まとめ
- 水切れ・肥料切れを防ぎ、生育旺盛な夏もしっかり管理しましょう。
- 花がら摘みや切り戻しで株をリフレッシュすると、秋までたくさんの花を楽しめます。
- 受け皿に水をためっぱなしにせず、風通しと害虫対策も心掛けましょう。
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