
春から夏にかけて、たくさんの花を楽しませてくれたペチュニア。
暑さに強く、夏の花としてもおなじみの植物ですが、近年の厳しい暑さの中では、さすがに株が弱ってしまった……という方も多いのではないでしょうか?
特に35℃を超えるような猛暑が続くと、葉が枯れ込んだり、茎がカリカリになったりして、「もう終わりかな?」と思ってしまうこともあります。
でも、ちょっと待ってください!
夏に弱ってしまったペチュニアも、元気な部分を残して上手にリカバリーすれば、秋にもう一度花を楽しめる可能性があります。
そこで今回は、夏越しで弱ってしまったペチュニアを秋に向けて整える方法と、秋ならではの楽しみ方をご紹介します。
春から7月頃まで楽しんだペチュニアを、今度は「秋ペチュ」としてもう一度楽しんでみませんか?
「秋ペチュ」がおすすめ!ペチュニアは秋も楽しめます

ペチュニアといえば、春から夏にかけて楽しむ花というイメージが強いかもしれませんが、実はペチュニアは秋にも楽しむことができます。
特に近年は、日本の夏が長くなり、暑い時期が9月頃まで続くことも珍しくありません。
一方で、9月を過ぎると少しずつ気温が下がり、ペチュニアにとっても過ごしやすい季節へと変わっていきます。さらに秋は、昼夜の寒暖差が大きくなってくる季節。この寒暖差によって、ペチュニアの花色がより鮮やかに感じられることもあります。
夏の暑さで花数が減ってしまった株も、気温が落ち着いてくると再び元気を取り戻し、秋にきれいな花を咲かせてくれることがあります。
ザ・ガーデンパーティーのオリジナル品種である「マドンナの宝石シリーズ」や「ソフィアの宝石シリーズ」など、暑さに強く夏越ししやすい品種もありますが、品種によっては夏の暑さで弱ってしまうことも。
だからこそ、夏を越して弱ってしまった株も、すぐに処分してしまわず、秋に向けてリカバリーしてみるのがおすすめです。

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夏越ししたペチュニア、こんな状態になっていませんか?

夏を越したペチュニアが、
- 葉が枯れ込んでいる
- 葉や茎がカリカリになっている
- 花がほとんど咲かなくなった
- 株全体が弱々しくなっている
こんな状態になっていませんか?35℃以上の厳しい暑さが続いた後なら、多少葉が傷んでしまうのは珍しいことではありません。
一見すると「もう枯れてしまったのでは?」と思うような株でも、緑色の葉や生きている茎が残っていれば、復活してくれる可能性があります。
ここからは、そんな夏越し株を秋に向けてリカバリーしていきましょう。
弱ったペチュニアを秋に向けてリカバリー!
① 枯れた部分を整理する。ただし、切りすぎない!
まずは、枯れてしまった葉や茎、花などをハサミで整理していきます。ここで大切なのが、「弱っているからといって、株を一気に短く切り戻しすぎない」こと。まだ小さくても緑色の葉が残っている場合は、できるだけ残してあげましょう。葉は光合成によって、株が元気を取り戻すためのエネルギーを作る大切な部分です。
そのため、弱っている株を下の方まで思い切って切り戻してしまうよりも、元気な葉をできるだけ残しながら、花や枯れた部分を整理するイメージで切っていきます。特に、花がついている場合は、花をカットして株の回復を優先します。
「もっと下から切った方がきれいになるのでは?」と思うかもしれませんが、今は株をきれいに仕立て直すことよりも、株を回復させることが優先です。
枯れた茎については、そのまま残しておくと傷んだ部分からカビが発生し、株がさらに弱ってしまうことがあります。枯れてしまった茎は、元気な部分を残しながら、できるだけ取り除きましょう。また、刈り込みが終わったら、株の中に残っている枯れ葉なども取り除いて、風通しをよくしておきます。
ポイントは「強剪定」ではなく「回復のための整理」
夏越し後のペチュニアは、元気な葉を残しながら、枯れた部分を整理することが大切です。
株が元気を取り戻してきたら、その後あらためて切り戻して、こんもりとした株に仕立てていくこともできます。

② 肥料は「少しずつ、ゆっくり」がポイント
枯れた部分を整理したら、株の回復をサポートするために肥料を与えます。
ただし、ここでも注意したいのが一度にたくさん肥料を与えないこと。夏の暑さで弱っている株は、根も弱っている可能性があります。そんな状態で、速効性の肥料をたくさん与えてしまうと、株に負担をかけてしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、緩効性肥料を少量ずつ与える方法です。
鉢植えの場合は、鉢の縁あたりに穴をあけ、そこへ肥料を入れておくとよいでしょう。株元から少し離れた場所に肥料を入れることで、肥料が直接葉にかかるのを防ぎながら、ゆっくりと効かせることができます。
固形の緩効性肥料がない場合は、液肥を使用する方法もあります。その場合は、使用する肥料の表示を確認し、通常より薄めにして、株の様子を見ながら与えるようにしましょう。
弱っている株には、「早く元気になってほしい!」とたくさん肥料を与えたくなりますが、焦らず、少しずつ回復をサポートしてあげることが大切です。

③ 秋の暑さが落ち着くまでは、まず養生
肥料と同じくらい大切なのが、置き場所です。9月に入ると「もう秋だから涼しい」と思ってしまいますが、まだまだ日中は暑い日があります。特に9月上旬は、日中の強い日差しや高温に注意しましょう。弱っているペチュニアをいきなり強い直射日光に当てるのではなく、まずは明るい日陰などで1週間ほど養生させます。
鉢植えの場合は、雨ざらしになる場所も避けた方が安心です。夏の暑さで弱った株は、雨が続くことでさらに傷んでしまうことがあります。雨の当たらない、風通しのよい場所で株の回復を待ちましょう。
しばらくすると、残っていた茎から少しずつ新しい緑色の葉が出てきます。新しい葉が増えて株が元気になってきたら、徐々に日当たりのよい場所へ戻していきましょう。
「切る → 肥料を与える → 休ませる」
この流れで、まずは株を元気にすることを優先します。
元気を取り戻したら、秋のペチュニアを楽しもう!
リカバリーをして新しい葉が増えてきたら、いよいよ「秋ペチュ」の楽しみ方のスタートです。
夏の間は暑さに耐えていたペチュニアも、気温が少しずつ下がってくると、再び花を咲かせてくれることがあります。
秋は春や夏とはまた違った、落ち着いた雰囲気でペチュニアを楽しめる季節。そして、秋ならではの魅力が花色の美しさです。昼夜の寒暖差が大きくなってくることで、花色がより鮮やかに感じられることもあります。
夏に一度弱ってしまった株だからこそ、秋に再び花を咲かせてくれたときの喜びは格別です。「夏で終わり」と思っていたペチュニアが、もう一度庭やベランダを彩ってくれるかもしれません。
ぜひ、夏越ししたペチュニアを秋まで大切に育ててみてください。
暖かい地域では「冬越し」にチャレンジできることも
秋のペチュニアを楽しんだ後、さらに暖かい地域では冬越しにチャレンジできる場合もあります。特に九州や太平洋側など、比較的冬の寒さが厳しくない地域では、冬の管理次第で翌春まで株を残せる可能性があります。
ただし、ペチュニアは寒さが苦手な植物。地域によって冬の気温が大きく異なるため、どこでも冬越しできるわけではありません。
ザ・ガーデンパーティーのある鳥取県中部や、北海道・東北など寒さの厳しい地域では、屋外で長く楽しむことは難しい場合があります。
一方、暖かい地域なら、
春に植える
↓
夏まで楽しむ
↓
夏の暑さを乗り越える(夏越し)
↓
秋にもう一度楽しむ
↓
冬越しにチャレンジ
↓
翌春も楽しむ
という、長い期間ペチュニアを楽しむことも夢ではありません。
「一年草だから夏まで」と決めつけず、株の状態や地域に合わせて、秋、そして冬越しまで楽しんでみるのもおすすめです。
「秋ペチュ」で、ペチュニアをもう一度楽しもう!
夏の暑さで弱ってしまったペチュニアを見ると、「もう終わりかな」と処分してしまいたくなるかもしれません。
でも、元気な葉や茎が残っているなら、まだチャンスがあります。
枯れた部分を整理し、肥料を少しずつ与え、暑さが落ち着くまでゆっくり養生。そうして株が元気を取り戻したら、秋にもう一度、きれいな花を楽しんでみましょう。
夏で終わらせず、「秋ペチュ」という新しい楽しみ方をぜひ試してみてくださいね♪
まとめ
- 夏に弱ってしまったペチュニアも、元気な葉を残して枯れた部分を整理すれば、秋に復活できる可能性あり
- 肥料は一度にたくさん与えず、緩効性肥料などで少しずつ株の回復をサポートを!
- 暑さが落ち着いたら「秋ペチュ」を楽しみ、暖かい地域では冬越しにチャレンジするのもおすすめ
動画でも詳しくご紹介しています
今回ご紹介した、夏越しで弱ったペチュニアの刈り込み方法などを、動画でも詳しくご紹介しています。
実際にどこを切ればよいのか、どのくらい葉を残すのかなど、作業の様子を見ながら確認したい方は、ぜひ動画もご覧ください。
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