
暑さが少しずつ和らぎ、秋の花苗が店頭に並び始めると、ガーデニングも夏から秋へと模様替えしたくなりますね。
そんな秋のガーデニングにおすすめなのが、季節の花やカラーリーフを組み合わせて作る「寄せ植え」です。
秋は、赤やオレンジ、黄色、紫などの深みのある花色や、紅葉や葉色を楽しめる植物が豊富。春とはひと味違った、落ち着きのある寄せ植えを楽しむことができます。
今回は、秋の寄せ植えにおすすめの植物や、苗を組み合わせるときのポイントをご紹介します。
秋は寄せ植えを楽しむのにぴったり!
秋の寄せ植えの魅力は、なんといっても季節感のある花や葉を一緒に楽しめること。
夏の暑さが落ち着いてくると、植物の植え付けもしやすくなります。また、秋から冬にかけて長く楽しめる植物も多く、組み合わせ次第では春まで楽しめる寄せ植えを作ることもできます。
秋らしい花を主役にするのはもちろん、カラーリーフを加えて葉色や形の違いを楽しむのもおすすめです。
「どんな植物を組み合わせよう?」と考えながら苗を選ぶ時間も、寄せ植えの楽しみのひとつですよ。
秋の寄せ植えは「花」だけで考えない!
寄せ植えを作るとき、「花と花をどう組み合わせよう?」と考えてしまいがちですが、花だけでなく葉や植物の形にも注目すると、まとまりのある寄せ植えを作りやすくなります。

花を主役にする
まずは、寄せ植えの中心となる花を選びましょう。
秋らしい花を取り入れると、それだけで季節感がぐっと高まります。
- ガーデンマム
- ケイトウ
- ジニア
- コスモス
- サルビア・セージ類
- シュウメイギク
などは、秋の庭を彩ってくれる植物です。
花色も、秋らしい暖色系から、涼しげな紫や白までさまざま。作りたい雰囲気に合わせて選んでみましょう。
カラーリーフで花を引き立てる
花だけではなく、葉色の美しい植物を組み合わせるのもおすすめです。
例えば、
- ヒューケラ
- ヒューケレラ
- グレコマ
- リシマキア
など。
花の色を引き立てたり、花が少ない時期にも寄せ植えを彩ってくれたりと、カラーリーフは寄せ植えの名脇役です。葉の形や色に変化をつけるだけでも、ぐっとおしゃれな印象になります。
「高さ・広がり・垂れ」を意識してみよう
植物を組み合わせるときは、色だけでなくそれぞれの植物の草姿にも注目してみましょう。
寄せ植えでは、
高さのある植物
↓
中央で花を咲かせる植物
↓
横に広がる・鉢から垂れる植物
というように、それぞれ違う役割の植物を組み合わせると、立体感が出やすくなります。
例えば、高さのある植物を後方に、主役となる花を中央に、這うように広がる植物を鉢の縁に配置すると、全体に動きが生まれます。
すべて同じ高さの苗を選ぶよりも、植物の高さや広がり方に変化をつけることがポイントです。
秋らしく見える色の組み合わせ
秋の寄せ植えでは、色の組み合わせを変えるだけでも雰囲気が大きく変わります。
🍂 オレンジ・赤・黄色で秋らしく
暖色系の花を中心にすると、秋らしい温かみのある印象に。
ケイトウやガーデンマムなど、秋らしい色の花を主役にして、葉色の違うカラーリーフを合わせても素敵です。
💜 紫・白・ピンクで上品に
少し落ち着いた雰囲気にしたいなら、紫や白、ピンク系の組み合わせもおすすめ。
秋の庭に似合う、やさしく上品な寄せ植えになります。
🌿 グリーンを多めにしてナチュラルに
花をたくさん使わず、グリーンやカラーリーフを多めにするのもひとつの方法です。
葉の形や色、植物の草姿に変化をつけると、花が少なくても十分に見応えのある寄せ植えになります。
寄せ植えに使う苗を選ぶときの4つのポイント
見た目だけで植物を選んでしまうと、植え付け後に「一方は元気なのに、もう一方は弱ってしまった……」ということも。寄せ植えでは、見た目だけでなく植物の性質も合わせることが大切です。
① 日当たりの好みを合わせる
日なたを好む植物と、強い直射日光を苦手とする植物を一緒に植えるなど、性質の違う植物を組み合わせると管理が難しくなります。
寄せ植えにする植物は、できるだけ日当たりの好みが近いものを選びましょう。
② 水やりの好みを合わせる
乾燥を好む植物と、水を好む植物では適した水やりの頻度が異なります。
同じ鉢で育てる以上、水やりの好みが近い植物を組み合わせることが大切です。
③ 生長後の姿をイメージする
植え付けたばかりの苗は、鉢の中に余裕があるように見えるかもしれません。
しかし、植物はこれから生長していきます。
「今の大きさ」だけでなく、これからどのくらい大きくなるか、横に広がるか、垂れるかなどを考えて組み合わせましょう。
④ 植え付ける時期にも注意する
「秋の植物だから、秋ならいつでも植え付けOK」とは限りません。
まだ暑さが残っている時期は、植え付け後の水切れや強い日差しに注意が必要です。
気温や植物の状態を見ながら、無理のないタイミングで植え付けましょう。
秋の寄せ植えにおすすめの植物
ここからは、秋の寄せ植えに取り入れやすい植物をご紹介します。
ガーデンマム
秋を代表する花のひとつ、ガーデンマム。
丸くまとまって咲く花姿は存在感があり、寄せ植えの主役にもぴったりです。
花色も豊富なので、寄せ植え全体のイメージに合わせて選ぶことができます。

ケイトウ
鮮やかな花色と個性的な花姿が魅力のケイトウ。
赤やオレンジ、黄色など秋らしい色を取り入れやすく、季節感を演出したいときにおすすめです。

サルビア・セージ類
紫や青、赤などの花を咲かせる種類があり、秋の寄せ植えにも活躍します。
草姿に高さや動きが出るものもあり、寄せ植えに立体感を加えたいときにも。

ジニア
夏から秋まで長く花を楽しめるジニア。
花色が豊富なので、秋らしい暖色系にも、明るく華やかな組み合わせにも取り入れられます。

ヒューケラ・ヒューケレラ
花だけでなく葉を楽しみたいときにおすすめなのが、ヒューケラやヒューケレラ。
葉色のバリエーションが豊富で、花の色を引き立てるアクセントとしても活躍します。

グレコマ
這うように広がるグレコマは、寄せ植えの縁から垂らしたり、足元を彩ったりするのに向いています。
花だけでなく、葉の動きも楽しみたいときに取り入れてみてはいかがでしょうか。

寄せ植えにする際は、それぞれの植物の性質を確認し、できるだけ似た環境を好む植物を組み合わせましょう。
秋に作った寄せ植えを、冬から春まで楽しもう
秋に作った寄せ植えは、植え付けたときが完成ではありません。
気温が下がるにつれて花が少なくなったり、葉色が変化したり、冬を越して春に再び生長を始めたりと、季節によって少しずつ表情が変わっていきます。
その変化を楽しめるのも、秋の寄せ植えの魅力です。
植物によっては冬越しができないものもあるため、耐寒性などを確認しながら植物を選ぶことも大切。
秋から冬、そして春へ――。
季節とともに変化する植物の姿を楽しみながら、長く育ててみてくださいね。
冬から春まで寄せ植えを楽しむための管理については、こちらの記事も参考にしてください。

まとめ
- 花だけでなく、カラーリーフや草姿にも注目して植物を選ぶ
- 「高さ・広がり・垂れ」を意識すると、立体感のある寄せ植えに
- 日当たりや水やりなど、性質の近い植物を組み合わせる
秋は、季節感のある花や美しい葉を使って、寄せ植えを楽しむのにぴったりの季節です。
「この花と、この葉を組み合わせたらどうなるかな?」と想像しながら苗を選ぶのも、寄せ植えの楽しみのひとつ。 ぜひ秋ならではの花や葉を取り入れて、季節を感じる寄せ植えを楽しんでみてください。
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