
早いところでは、9月中旬頃からホームセンターや園芸店に並び始めるガーデンシクラメン。秋冬を代表する花のひとつで、コンパクトな株に咲く可愛らしい花が魅力です。
せっかく育てるなら、できるだけ元気な苗を選んで、長く花を楽しみたいですよね。
そこで今回は、ガーデンシクラメンを育てる際に知っておきたい、苗選びのポイントや植え付けの注意点、寄せ植えのコツをご紹介します。初めて育てる方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガーデンシクラメンとは
基本情報
🌼 分類:多年草(球根植物)
🌸 開花時期:10月~4月頃(品種や栽培環境によって異なります)
☀️ 日当たり:日なた
📏 草丈:10cm~20cm程度(品種によって異なります)
🔰 育てやすさ:育てやすい
屋外でも育てられるように品種改良した小型のシクラメン
秋から春にかけて次々と花を咲かせ、花の少ない冬のお庭や玄関先を明るく彩ってくれます。暑さや蒸れには弱いものの、夏越しができれば翌年も花を楽しめることがあります。
ただし、屋外で育てられるといっても、どんな寒さにも耐えられるわけではありません。強い霜や凍結、寒風には注意が必要です。また、雪が積もったまま長期間溶けないような場所では、株が傷んだり腐ったりすることがあります。
ガーデンシクラメンは、涼しい環境を好む植物です。関東以西の平地では、残暑が落ち着いて気温が下がってくる10月中旬~下旬頃が、植え付けを検討するひとつの目安になります。栽培環境や株の状態にもよりますが、秋に植え付ければ、冬から春にかけて長く花を楽しめます。
ガーデンシクラメンの苗選びのポイント
ガーデンシクラメンを長く楽しむためには、購入する苗選びも大切です。お店で苗を選ぶときは、次の3つのポイントをチェックしてみましょう。
1.葉の枚数が多いものを選ぶ
ガーデンシクラメンは、葉の数が多い株ほど、これから咲く花も期待できます。
店頭で花がたくさん咲いていても、葉の数が少ない株は、その花が終わったあとに新しい花が上がりにくいことがあります。
今咲いている花の数だけで判断せず、葉がしっかり茂っていて、株全体にボリュームがあるものを選びましょう。
2.葉の大きさや色をチェックする
葉の状態も、元気な苗を見分けるための大切なポイントです。
葉先が黄色くなっていたり、葉全体が黄緑色に変色していたりする株は、葉の色がきれいな緑色の株に比べて、状態を慎重に確認したいところです。
また、葉の大きさが極端にばらついている株にも注意しましょう。
ガーデンシクラメンは、種まきから出荷できる苗になるまで、時間をかけて育てられます。その間に暑さや水分不足などのストレスを受けると、生育にばらつきが出ることもあります。
葉の大きさが不ぞろいだからといって、必ずしも苗が弱っているとは限りませんが、葉色や葉の枚数などもあわせて確認し、できるだけ葉が均一に茂った、元気な株を選ぶのがおすすめです。

3.球根の状態をチェックする
ガーデンシクラメンは、球根から葉や花が伸びる植物です。
球根の上部が見える場合は、腐っているような部分がないか、傷んでいないかを確認しましょう。へこみが目立つものや、柔らかく傷んでいるものは避けた方が安心です。
購入時にきれいな花が咲いていても、球根が傷んでいると、植え付けたあとに株が弱ってしまうことがあります。葉や花だけでなく、株元の状態にも目を向けて選びましょう。
ガーデンシクラメンの植え付け時の注意点
元気な苗を選んだら、次は植え付けです。ガーデンシクラメンは、植え付け方によって株の状態が変わることもあるため、次のポイントを押さえておきましょう。
1.根鉢をなるべく崩さずに植え付ける
ガーデンシクラメンを植え付けるときは、根を傷めないように注意しましょう。
パンジーやビオラなどの苗と同じ感覚で根鉢を大きく崩すのではなく、根鉢をなるべくそのまま保って植え付けるのがポイントです。
ポットから苗を取り出したら、根鉢を無理にほぐさず、そっと植え付けましょう。
2.深植えしない
ガーデンシクラメンの植え付けで、特に気を付けたいのが深植えです。
球根を土の中に深く埋めてしまうと、球根や葉の付け根部分が蒸れやすくなり、腐ってしまう原因になることがあります。
植え付けるときは、球根の上部が土に埋もれないように、浅めに植えることが大切です。
ポットから取り出した苗の土の高さを目安にしながら、球根が深く隠れないように調整しましょう。

3.水はけのよい土と鉢を選ぶ
ガーデンシクラメンは、過湿によって根や球根が傷みやすい植物です。水がいつまでも土に残る環境は避けましょう。鉢植えにする場合は、水はけのよい草花用培養土などを使い、鉢底から余分な水が抜けるようにします。
また、鉢の形や土の量も大切です。浅めの鉢を使う方法もありますが、鉢の深さだけでなく、排水性や通気性にも気を配りましょう。
植え付け後は、土の状態を見ながら水やりをします。土が乾いてきたら、株元に水を与え、過湿にならないように管理してください。
ガーデンシクラメンを寄せ植えにするときの注意点
ガーデンシクラメンは、寄せ植えやリースにして楽しむのもおすすめです。ただし、一緒に植える植物の選び方には少し工夫が必要です。
ガーデンシクラメンは、花は次々と咲きますが、株自体は比較的コンパクトにまとまります。パンジーやビオラのように株が大きく広がるタイプではないため、生育が旺盛で大きく広がる植物と一緒に植えると、成長した植物に覆われてガーデンシクラメンの花が見えにくくなってしまうことがあります。
寄せ植えにする際は、生育のスピードや株の大きさが近い植物を組み合わせると、バランスを保ちやすくなります。例えば、葉牡丹のように比較的まとまりやすい植物と組み合わせて、リースに仕立てるのも素敵です。
植え付けたときの見た目だけでなく、数週間、数か月後にどのくらい大きくなるかも考えながら、植物を組み合わせてみてくださいね。

ガーデンシクラメンを植える場所の注意点
ガーデンシクラメンは比較的寒さに強い植物ですが、寒さの厳しい地域では、屋外での冬越しが難しい場合があります。
特に、冬に氷点下まで気温が下がる地域や、雪が多く降る地域では注意が必要です。強い霜や凍結、雪に長期間埋もれる環境では、株が傷んでしまうことがあります。
山陰地方のように雪が多い地域や、冬の冷え込みが厳しい地域では、花壇に直接植えるよりも、鉢植えやリースにして、寒さが厳しいときには軒下などへ移動できるようにしておくと安心です。
一方、比較的温暖な地域では、日当たりと水はけのよい場所を選べば、花壇でも楽しめます。
ただし、同じ地域でも、日当たりや風の強さ、霜の降りやすさによって育ち方は変わります。お住まいの地域の気候や庭の環境に合わせて、植え付け場所を選びましょう。
まとめ
ガーデンシクラメンを元気に育て、秋から春まで花を楽しむためには、苗選びと植え付け方、冬の管理が大切です。
- 苗選びでは葉が多く、色つやがよい、元気な株を選びましょう。
- 植え付ける際は根鉢をなるべく崩さず、球根の上部が深く埋まらないように植え付けます。
- 地域の気候に合わせて植え付け場所を選び、寒さが厳しいときは軒下などで管理しましょう。
可愛らしい花を長く楽しめるガーデンシクラメン。今回ご紹介したポイントを参考に、お庭や玄関先、寄せ植えやリースなどで楽しんでみてくださいね。
ガーデンシクラメンの育て方について動画でご覧になりたい方はこちらから。
\LINE公式で植物のお悩み相談できます/
ブログを読んでも迷ったら、写真を送ってLINEでご相談ください。
The Garden Partyが、植物の状態や育てる環境に合わせてアドバイスします。
最新の入荷情報やLINE限定クーポンも配信中です!ぜひご登録ください。

