ジニアの育て方・基本情報・まとめ

ジニアの育て方

ジニアとは

ジニアの育て方

夏の暑さにも負けず、色鮮やかな花を次々と咲かせるジニアは、夏のガーデニングにおすすめの一年草です。赤やピンク、オレンジ、黄色、白など花色が豊富で、花壇や鉢植えはもちろん、寄せ植えや切り花にも活躍します。

ジニアはキク科ヒャクニチソウ属の一年草で、メキシコを中心とした中南米原産の植物です。日本では「百日草(ヒャクニチソウ)」の名前でも親しまれています。

開花時期は5~11月頃と長く、暑さに強いのが大きな特徴です。次々と花を咲かせるため、夏の庭を華やかに彩ってくれます。花の形や大きさ、草丈なども品種によってさまざまで、コンパクトにまとまるタイプから、切り花にも向く背の高いタイプまであります。

ジニアを元気に育てるポイントは、「日当たりのよい場所で育てること」と「水はけをよくすること」です。日当たりが不足すると花つきが悪くなることがあるため、できるだけ日光がよく当たる場所で育てましょう。また、土が常に湿った状態にならないよう、水はけにも注意します。

暑さに強く、花期も長いジニアですが、夏の鉢植えでは水切れに注意が必要です。特に気温が高い時期は、土の乾き具合を確認しながら水やりを行いましょう。咲き終わった花をこまめに摘み取ることで、次の花も楽しみやすくなります。

ジニアにはたくさんの品種があり、「エレガンス系」「リネアリス系」「プロフュージョン系」など、種類によって花や草姿に違いがあります。そのため、育てる場所や楽しみ方に合わせて品種を選ぶのも、ジニア栽培の楽しみのひとつです。

ジニアの基本情報 

名前ジニア
学名Zinnia
科・属名キク科/ヒャクニチソウ属(ジニア属)
英名Zinnia
和名百日草(ヒャクニチソウ)
分類一年草
開花時期5~11月頃(東北・北海道は10月頃まで)
お勧め植え付け時期5月~7月上旬/9月中旬
原産地メキシコを中心にアメリカ大陸
耐暑性強い
耐寒性弱い

ジニアの栽培カレンダー

ジニアの育て方

ジニアの基本的な育て方

植え付け

ジニアの植え付け適期は、5~7月頃と9月中旬頃です。
品種によって草丈が高くなるもの、低いもの、横に広がるものなど、草姿はさまざまです。
植え付ける際は、その品種の特性に合った場所を選び、横に広がるタイプは株間を広めにとって、風通しを確保しましょう。

また、ジニアは同じ場所で繰り返し育てると、連作障害によって病気や生育不良が起こることがあります。前年にジニアを植えた場所はできるだけ避け、別の場所に植えるか、鉢植えでは新しい培養土を使うなど、植え場所を変えるようにしましょう。

ジニアは、水はけがよく、適度に保水性のある土を好みます。庭植えでは、植え付け前に腐葉土などを混ぜて土を整えておくとよいでしょう。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。根がしっかり張れるよう、苗より一回り大きめの鉢を選びましょう。

また、植え付け時には、害虫防除のために殺虫剤を使用しておくのもおすすめです。

植え替え

ジニアは一年草のため、基本的に植え替えは必要ありません。購入した苗を鉢植えにする場合や、庭へ植え付ける場合は、根鉢を崩しすぎないように植え付けましょう。

ポット苗のまま長く置いておくと根詰まりを起こすことがあるため、購入後はできるだけ早めに植え付けるのがおすすめです。

日当たり・置き場所

ジニアは日当たりと風通しのよい場所を好みます。

日光がよく当たる場所で育てることで、花つきがよくなり、丈夫に育ちます。日当たりが不足すると、茎がひょろひょろと伸びたり、花つきが悪くなったりすることがあります。

特に梅雨から夏にかけては、株が蒸れないよう、植物同士を詰めて植えすぎないようにしましょう。

鉢植えの場合も、できるだけ日当たりと風通しのよい場所で管理します。ただし、長雨が続く梅雨時期は、雨の当たらない軒下などに移動させると安心です。

水やり

ジニアは比較的乾燥に強い植物ですが、水切れさせないことも大切です。

庭植えでは、植え付け後に根付けば、通常は降雨だけでも育ちます。ただし、雨が少なく土が乾燥している場合は、水やりを行いましょう。

鉢植えでは、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。特に夏は土が乾きやすくなるため、朝に土の状態を確認し、水切れに注意してください。

水やりの際は、葉や花に泥が跳ね返らないよう、株元にゆっくりと与えましょう。泥はねによる病気の予防には、株元をマルチングするのもおすすめです。

肥料

植えつけ時の元肥と、開花中の追肥を行うのが効果的です。

液体肥料は水やりを兼ねて、10日に1回~1週間に1回程度を目安に与えます。
緩効性の固形化成肥料の場合は、1か月半~2か月に1回程度を目安に与えてください。

ジニアは春から秋遅くまで長く花を楽しめるため、肥料が切れると花つきや葉の色が悪くなることがあります。ただし、肥料を与えすぎると根を傷める原因になるため、使用する肥料の規定量を守って与えましょう。

病害虫

ジニアでは、うどんこ病や灰色かび病などの病気が発生することがあります。
特に梅雨時期など、湿度が高く、風通しが悪い環境では病気が発生しやすくなるため、株を蒸らさないように管理しましょう。

また、アブラムシやハダニなどの害虫が発生することがあります。葉や茎、新芽などをこまめに観察し、害虫を見つけたら早めに対処しましょう。

植え付け時に殺虫剤を使用しておくのも、害虫対策のひとつです。

花がら摘み 

ジニアは次々と花を咲かせるため、咲き終わった花をこまめに摘み取ることが大切です。

摘む際は、花のすぐ下ではなく、その下にある節(葉がついている部分)の少し上をハサミで切ります。こうすることで、株をすっきりと保ち、次の花も楽しみやすくなります。傷んだ葉や枯れた葉も見つけたら取り除き、風通しをよくしておきましょう。

なお、リネアリスやプロフュージョンなど、花がら摘みを特に必要としない品種もあります。

切り戻し

ジニアは花を長く楽しめますが、たくさん花を咲かせた後は、株が疲れて草姿が乱れてくることがあります。そのような場合は、伸びすぎた茎や花が少なくなった枝を切り戻すことで、株を整えることができます。

梅雨時期から夏にかけて伸びすぎた株をリフレッシュし、秋にたくさんの花を咲かせるために、株全体を2分の1~3分の1ほどの高さまで思い切って切り戻す方法もあります。

切る際は、葉の付け根(節)の少し上でカットし、元気な葉やわき芽を必ず残すようにしましょう。切り戻し後は、わき芽が伸びて再び花を咲かせます。

ただし、気温が高い真夏に強く切り戻すと株への負担になることもあるため、時期や株の状態を見ながら行いましょう。真夏に行う場合は、軽めに整える程度にすると安心です。

夏越し

ジニアは暑さに強く、夏の花壇でも活躍する植物ですが、暑さに強いから大丈夫だろうと思って、水切れや蒸れを放置するのはNGです。

夏場は土の乾き具合を確認しながら水やりを行い、株元が蒸れないよう風通しを確保しましょう。鉢植えでは特に土が乾きやすいため、水切れに注意してください。

また、傷んだ葉や花がらをこまめに取り除くことで、株の風通しを保ち、夏の高温多湿によるトラブルを防ぎやすくなります。

冬越し

ジニアは耐寒性の弱い一年草のため、日本では霜が降りる頃には枯れてしまい基本的に冬越しができません。

株そのものを冬越しさせるのは難しいですが、秋に花から種を採取しておき、翌年の春にまくことで、来年もジニアを育てることができます。

増やし方

ジニアは、種まきや挿し木(挿し芽)で増やすことができます。

種まき 

育苗ポットやセルトレイなどに種まき用の土を入れ、しっかり土を湿らせてから種を適量まいてください。ジニアの種は光が当たると発芽しにくくなる嫌光性(けんこうせい)のため、種の上に5mm程度の土をしっかりとかぶせ、種に光が当たらないようにします。

種まき後は、土を乾かさないように管理し、風通しのよい明るい日陰で発芽を待ちます。発芽後は、日当たりのよい場所で育て、苗が混み合ってきたら元気な苗を残して間引きます。

根が傷つくと株が弱る性質があるため、直接、庭や鉢に種をまくか、ポット育苗の場合は根を傷つけないよう早めに定植するのがおすすめです。

また、自分で種を採る場合は、咲き終わった花を摘まずに残し、花が茶色く熟すまで待ってから種を採取します。採取した種は乾燥させて春まで保管し、翌年にまくこともできます。ただし、園芸品種では、採取した種から育てると、親株と同じ花色や花姿にならない場合があります。

挿し木(挿し芽)

春または秋に、元気で健康な茎を先端から6~10cmほどの長さで切り取ります。下の葉を取り除き、切り口を30分ほど水につけて吸水させた後、湿らせた挿し木用の土に挿します。

直射日光を避けた明るい日陰で、土を乾かさないように管理すると、2~4週間ほどで発根します。発根して新しい葉が育ってきたら、根を傷めないようにポットなどへ植え替えます。

ジニアのよくある質問

・ジニアの花が咲かないのはなぜですか?
日当たり不足や肥料の与えすぎ、水やりの過不足などが原因として考えられます。ジニアは日当たりを好むため、できるだけ日光のよく当たる場所で育てましょう。
また、肥料が多すぎると葉ばかりが茂って花つきが悪くなることがあります。肥料は適量を守り、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
切り戻しや摘芯をした場合も、すぐには花が咲かず、再び開花するまで20日~1か月ほどかかることがあります。焦らず、株の生育を見守りましょう。

ジニアは真夏の日なたでも育てられますか?
はい。ジニアは暑さに強く、真夏の日なたでも育てることができます。ただし、夏は土が乾きやすくなるため、水切れには注意が必要です。
また、株が密集していると蒸れやすくなるため、風通しを確保して管理しましょう。

花が終わったらどうすればよいですか?
リネアリスやプロフュージョンなど、品種によっては花がら摘みを特に必要としないものもありますが、基本的に咲き終わった花は、「花がら摘み」を行いましょう。摘む際は、花のすぐ下ではなく、その下にある節(葉がついている部分)の少し上をハサミで切ります。花がらをこまめに取り除くことで、次の花を楽しみやすくなります。
株が伸びすぎたり、花が少なくなって草姿が乱れてきた場合は、切り戻して株を整えることもできます。

ジニアは毎年同じ場所に植えても大丈夫ですか?
ジニアは、同じ場所で繰り返し育てると連作障害によって病気や生育不良が起こることがあります。前年にジニアを植えた場所はできるだけ避け、庭植えでは植え場所を変え、鉢植えでは新しい培養土を使うようにしましょう。

ジニアは鉢植えでも育てられますか?
はい。ジニアは鉢植えでも育てやすい植物です。日当たりと風通しのよい場所に置き、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。
特に夏は鉢の中が乾燥しやすいため、水切れに注意してください。

ジニアの育て方

まとめ

  • 日当たりと風通しのよい場所で育て、元気に花を咲かせましょう。
  • 夏は水切れに注意し、土の乾き具合を確認しながら水やりをしましょう。
  • 花がら摘みや切り戻しを行い、長くたくさんの花を楽しみましょう。

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